期間限定出店の『ひらこ屋』を目指したのだが、
今日も入れてあと二日間のお尻のせいか、
10:55の店頭着で既に店内は満席、
列は「ここまでで30分待ち」の所まで伸びている。
実際はそこまでは掛からないだろうけど、
今日はあまり時間の余裕はなし。
まぁ、こういう時でも、地下街には
たっぷり候補店があるのは嬉しい。
標題施設では唯一の未訪店へ。
店内は厨房を囲むL字型十四席のカウンター。
10:58の着で先待ちは二。その後、
食べ終わって出るまでの来客はゼロ。
まぁ、あの『風雲児』ですら待ちはなく、
『豚山』に並びが出来ている状況をどう見るか、だが。
券売機は店の外。
食したのは、
味噌らーめん大。
値段は950円。
食券を渡すと「モヤシ大盛り無料です」との声掛けに、
即座にお願いする。
ずこずこと、中華鍋をふるう音が聞こえ、
火の手も上がる。
5分ほどの待ちで供された一杯。
白味噌なのね。
増したモヤシは良い感じに盛り上がり、
頭頂部には葱もトッピング。
ラードと強い火力で炙られ、
香ばしく、しゃきっとした歯応え。
量も多いし、半分はそのままをハフハフしながら、
もう半分はスープに沈め、味を沁み込ませていただく。
チャーシューは花札大。
バラ肉が一枚。
メンマは濃い色が付き、程良い発酵味。
繊維がはらりと解れる歯の通り。
麺は中、やや細、縮れ。
透明感がありつるぷり食感。
ただ少々軟らかめの茹で加減で、
歯応えの点では頼りなさげ。
滑らかな口当たりで、
喉にも心地好い。
量は200g弱か。
スープは熱々の味噌味で
挽肉もたっぷり。
生姜と大蒜の味も適宜、
まったりと濃厚なコク。
ミルキーで舌触りも良く
半分ほどを飲むが、
やはり穴開き蓮華は欲しいところ。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
その客の入り具合から
あまり期待してなかったのだが、
予想を裏切る美味しさ。
とは言え味のバリエーションが無いので
《つけ麺》や《まぜそば》が出されないと
再訪はしないだろうけど。