そういえば標題店では《醤油》を食べていなかったなと思い出す。
二年三ヶ月振りの訪問。
店内は厨房を囲むL字型十二席のカウンター。
11:35の入店で先客は三。
その後、食べ終わって出るまでの来客は二。
オーダーは各所に置かれたメニューを見て直接。
会計は渡された伝票を持ち、食後に店奥のレジで。
食したのは、
味玉醤油らぁめん+替玉。
値段は850+150で1,000円。
前回よりも《らぁめん》が
+50円ほど値上がっているけど、
このご時世では上々の部類。
そして8分ほどの待ちで供された一杯。
時が止まったかのように、八年前の見た目と
寸分変わっていない。
チャーシューは短冊大、5㎜ほどの厚さ。
表面には焼き目が付き芳ばしく、
口に入れればほろほろと軟らか。
メンマも繊維がはらりと解れる。
これも軟らかな歯触り。
水菜も、ここの店のそれはしんなりと食べ易い。
玉子の表面は軽く色付き、
半分に割れば黄身はとろんと流れ出す。
が、良く火が通ったものと変わらず
濃厚な旨味。
麺は細、ストレート。
ぱつんとしさくさく。
量は150g近くあるか。
スープは動物系+魚介系の醤油味。
動物がやや強めに出て、
醤油の鹹さも立っている。
美味しい。
替玉は極短時間で供される。
これも量が多い。
足すと300g弱にはなるのでは。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
良心的な値付けに、心が暖かくなる一杯。
メニューは多くなくても、長い間続いている理由が良く分かる。