【新宿】にできた「玉グループ」の新店。
できるだけカバーするようにはしているものの、
何かしらの新機軸が無いとなかなか食指は動かない。
標題店のウリは「店内で打ち立ての自家製麺を
注文ごとに切り出す」オペレーション。
同様のシステムには良い記憶しかなくて、
こことか、
こことか。
混むとイヤなので、できるだけ早い時間での入店を目指す。
それにしても駅から遠いなぁ。
【リンクスクエア新宿】一階のテナントとして入る。
【代々木】からの方が近いんじゃないか。
店内は中央に衝立がある八人が向かえるテーブルが二卓、
四人掛けのテーブルが二卓、二人掛けが一卓。
開店と同時11:00の入店でイの一番。その後
食べ終わって出るまでの来客は九。急に混みだすのは
近隣の会社の昼休み時間の設定によるのかな。
券売機は入り口右手。
食したのは、
つけめん。
値段は900円。
デフォでも随分と高い値付け。
何かトッピングを付けても、或いは大盛りにしても千円を超えちゃう。
食券を渡してから9分ほどで
麺とつけ汁が同時に供される。
麺は中、縮れ。透明感があり表面はぴかぴか。
つるんと滑らかな口当たり、もっちりとした噛み応え。
麦の香りも心地好い。
が、先に挙げた二店ほどの特色があるかと言えば
そこまでの酔心性はなくて、やや期待外れ。
いや、勿論ね、美味しいんですよ。
「玉」のグループらしいクオリティ。
量は200gちょっとあるだろうか。
つけ汁の上には削りたての花鰹がたっぷり。
薫りがぷんと漂って来る。
つけ汁自体は動物系をベースに濃厚な魚介な旨味。
粘度も高く、麺ともよく絡む。
甘みは控え目、魚介の味が強く
足された鰹節のせいか尖りのある鹹さもちらほら。
でもありがちな同系とは一線を画す美味しさ。
三種ある割りスープから「柚子」を選択。。
それほど柚子感はないもの、このつけ汁には合っている。
気持ち良く完飲。
チャーシューは大人の掌大、厚みのあるバラ巻が一枚。
ほろほろと軟らか。
メンマは拍子木状。濃い色と味付き。
軟らかな噛み心地で量も多い。
海苔はトランプ大が一枚。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
よく練られた戦略に乗って供される一杯。
安定のクオリティ。