RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

麦酒庵 恵比寿店@恵比寿:ダイニング

店名には「麦酒」と付いているけれど
日本酒の品揃えもなかなかのもの。

加えて料理に合わせてのマリアージュもしてくれる。


店の場所は【駒沢通り】から少し入った
【恵比寿南三】交差点のやや狭めのビルの七階。

入り口の場所がちょっと判り難い。

店内もそれほど広くはなく
テーブルと椅子が窮々に詰まっている。


当日は事前に予約し19時頃の訪問。

直ぐに満員になりオマケにみんな長っ尻なので
回転は良くないかも。

また料理人が一人だけなので
調理には時間が掛かる旨の断わりもある。


でも先ずはクラフトビールで乾杯。

グラスの容量と大きさが図示されているのも丁寧。

それよりも驚いたのはサーブされたビールに泡が立ってなかったコト。
日本酒の様になみなみと摺り切りで供される。
初めて見たかも。


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当日は〔ミニコース〕+〔マリアージュ〕の七千円のコースを先ずは。
足りなかったらおいおい足していけば良いよね。


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《蟹真丈のお椀》

名刺代わりの一杯か
出汁の効き具合は良好。

時節らしい蟹の芳醇な味がたまらない。


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《もずく酢》

一転してさっぱり系。

もずくは細く髪の毛の様。
柔らかくつるんと、喉を通って行く。

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合わせるお酒はこちらの一杯。


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《刺身盛合せ》

淡い味のモノから濃厚な口当たりのものまで三点。

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合わせるお酒も三種。それぞれをどれと一緒に味わうかも指定される。
間違わぬよう、夫々に付箋も貼られ、杯も三種、
夫々の刺身と対になるよう置かれる。

「まだ刺身が口にあるうちにお酒を含むと、
魚の旨味が一層広がります」とは店員さんの弁。

美味しんぼ〕でも頻繁に描かれるシーンも
半信半疑で試してみると・・・・、おお!
まさしくその通り。

特に雲丹で海のミルクが輻輳し、口中一杯に広がる。
勿論、素材の良さが絶対条件だろうが。


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《古白鶏の山椒焼き》

山椒が適度に利き、鶏の身は
低温調理の様にしっとり。
密度が詰まっているので食べ応えもある。

これは美味しい肉だなぁ。

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合わせるお酒はこちら。
鶏の皮の脂に負けずしっかりした口当たり。
日頃、日本酒をあまり嗜まない自分にも
その差は歴然。

呑んだ後は口の中がさっぱり。


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《白子の天ぷら》

舞茸と大葉も添えられている。

毎度のコトながらこの時期の白子、
焼いて善し、煮て善し、揚げて善しの素晴らしい食材。

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それにはこのお酒を合わせる。


コースはこれで終了も
〆にビールをもう一杯とあとは炭水化物だな。


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《贅沢魚介出汁オリジナル和風ラーメン(にゅう麺)》

ラーメンっぽい見目も、中はしっかり素麺。
魚介系の出汁がきちんと効いて、さっぱりと美味しい。

薬味を適宜入れて味変。
スープもしっかり完飲する。


最後の素麺でお腹がそこそこくちくなったかも。

お代は二人分合計で1.7万円。


評価は高級な「居酒屋」基準の☆五点満点で
☆☆☆☆。

中途から+〔マリアージュ〕のコースに変更したいとの
我々の申し出を快く受け入れてくれる等、対応も丁寧。