RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

善丸 四谷店@四谷三丁目:居酒屋

この店を案内してくれた人の紹介による。

当日は複数人で卓を囲み、コース料理を選択。

場所は【2番出口】から【新宿通り】を【新宿】方面に
150mほど行った右手地階。


店内は入り口近くにカウンター、
テーブルに座敷とかなりの収容数。

にもかかわらず訪問当日は満席の盛況。
皆さん賑々しく酒を呑み、食事をしていらっしゃる。


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《前菜①》
鯛のあら煮とポテサラ。

あら煮には白子も付く。リッチな気分。

ポテサラに入っている肉類は燻製され香り善し。
味付け自体も上々で滅法な旨さ。


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《前菜②》
鮟肝。

これも随分と美味しい。脂が乗って、まさに旬。


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《前菜③》
のど黒のしゃぶしゃぶ。

これまで前菜かよっ!って、その手厚さに驚く。

出汁の入った鍋に先ずは水菜を入れ、それに魚を
さっとしゃぶしゃぶ、包むようにして頂く。

脂が適度に落ち、活性化した魚の旨味を
存分に味わえる。

あ~、残った出汁で雑炊して~~!


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《刺身五種盛り》

どれも大振りに切り出されている。

特に左端の 的鯛 はすっとした白身
ふっと旨さが広がって素晴らしい。


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《鯖しゃぶ》

真っ黒な出汁の鍋には
溢れるほどの紫玉葱とモヤシ。

鹹そうに見えるけど、色ほどではない。
大蒜の香もする。

ここで鯖の大きな切り身をしゃぶしゃぶし
野菜をたっぷり巻いて、更には とろろ汁 に漬けて頂く。

初体験の食べ方に味。著しく感動する。

あ~、残った出汁でラーメン食いて~~!


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《紅ズワイガニのボイル》

三人で一ぱい。

宴会中だけど無口になっちゃう難を
旨さがかき消してしまう。

旬のモノの威力を再認識。


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《冬のおばんざい①》
鰤のあら煮。

って、全然 あら じゃない。
骨は付いているけど、厚い身の方が多いくらい。

身がみっしり詰まり、見た目も
舌も大喜び。


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《冬のおばんざい②》
里芋とモツ。

出汁は澄んでいてもモツ特有の臭みは無く
素材の味が素直に味わえる。

里芋の取り合わせは初めてと思うけど
これが旨味を吸って抜群に美味い。


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《揚げ物》
白烏賊に蟹味噌の大葉包み。

片やさっぱり、片や濃厚。
供され方も堂に入っている。


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《漬物》

四種が盛られている。
茗荷以外は全部好き。


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《〆のラーメン》

本来は賄い様に作っていたらしい
海藻を練り込んだ中華麺。

試しに出したところ評判が良くて
レギュラーメニュー化。

薬味も山葵に生姜はふるっている。

つけ汁が甘めなのは気になったけど
総体としてはなかなかの一品。


これに指定の日本酒が吞み放題、
合わせてビールも三杯ほどを頂く。


二時間超を存分に楽しんで
払いは一人頭五千円。


評価は「居酒屋」基準の☆五点満点で
☆☆☆☆。


店の力量そのものも勿論、
常連であることの威力をまざまざと思い知る。