RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

中華そば いづる@大門 2017年2月10日(金)

激戦区に先月オープンの新店。

同じ路地の100m先には
あの『THANK』まである。

しかし、最早かなりの人気らしい。

これ以上の行列にならないうちに
行っておくことにする。

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11:32の着。
既に満員。
自分の前には三人の待ち。

店の外、向かって右側に在る券売機で食券を買い
最後尾に付く。

その後も続々と列は延びて行く。


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それにしてもこの券売機の佇まいが面白い。

昔、公衆電話が入っていた様な、透明な扉の付いた
箱に入っている。

そして何故だかしらんが《濃厚》のボタンには
赤×マークが灯っている。


七分後に人数の確認後中に呼び入れられる。

店内は厨房を囲む角が丸くなったL字型八席のカウンター。

奥には待ち用の椅子が三脚。
一旦、其処に腰を据えると、店員さんが食券を徴収に来る。


食したのは、
味玉煮干しそば+替え玉。
値段は800+100で900円。

11:45にはカウンターに座り、
煮干しの香りが立ち上がる丼が置かれたのは
その四分後。


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X字型に置かれた分葱は珍しい。


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麺は細、ストレート。ぱつんとしている。
するっと啜れ、ぷつんとした噛み応え。
喉越しも小気味良い。

そしてスープも良く拾う。

量は100gちょっとありそう。


スープは煮干し。
むんむんと良い香りが立ち上がって来る。

臭みやえぐみは全く無く、
上品に旨味だけが抽出されたニボニボ感。

添えられた白髪葱、それに分葱もイイ仕事をしている。


「後でお声掛け下さい」と予め言われたいた《替え玉》をコール。
ほんの一分ほどで供される。

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やはりこちらの方が多く感じる。

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丼に投入すると、こんなに盛り上がる。

量は合わせると、300g近くになるんじゃないか。


具材は、チャーシュー、メンマ、鳴門。


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チャーシューは大人の掌大、
バラとロースが各一枚。

バラは低温調理と思われ。独特の食感に加え
脂肪の部分が滅法旨い。

ロースも生ハムの様な感じで美味。


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メンマは濃い色の付いた穂先が二本。

軟らかいし美味しい。


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トッピングの玉子は薄い色付き。
半分に割れば黄身はとろとろで
和風の出汁も染み濃厚。


評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。


丁度自分がカウンターに着いた頃、
一旦外に出ていた店員さんが
「申し訳ありませんでした」ときりだす。

「こちらの手違いで《濃厚》が
売り切れ表示になってました」。

来る人来る人普通の《煮干しそば》なので
さすがにおかしいと思ったのだろう。

「こちらのミスですので《濃厚》をご希望だったお客様には
お詫びとして五百円御戻しさせて頂きます」と付け加える。

いやいやいくらなんでもそれは誰も手を挙げないでしょ、フツー
と思っていたら、丁度食べ終わった恰幅の良い中年男性が
「はい。私」と申し出る。

其処に居た九割方のヒトは
「え~っつ!ホントかアンタ?」とココロの中で
思ったに違いない(笑)

客対応は、何がベストかは判らない。
しかし今回のこれは、個人的にはちょっと疑問に思った。