麺や でこ＠新丸子 2016年6月4日（土）

【西口】に出て高架沿いを【武蔵小杉】方面に。
最初の角を右折し、商店街を１５０ｍほど歩いた左手。

店内は厨房を囲むＬ字型八席のカウンターに
二人掛けのテーブルが二卓。

１１：０５の入店で先客は三、
その後食べ終わって出るまでの来客はゼロ。

週末は通常より三十分早い開店なのね。

券売機は入り口右手。

食したのは、
味玉つけそば（醤油）+つけそば（醤油）大盛。
値段は900+100で１,０００円。

食券を渡してから七分ほどで先につけ汁が
それから二分遅れて麺が供されたのだが、
そのつけ汁、置かれた途端に経験の無い香りが立ち上がる。

最初は三つ葉の青い香りかと思ったらどうやら違う。
厚い透明な油の層を透かして山椒がたっぷりと降られているのが判る。

ははぁ、道理で。
この手のつけ汁に山椒は初めてかも。

鶏ベースと思われるが、
尖りの無い丸味のある醤油の美味さが支配的。

時として山椒がひりりとし、
一味とも七味とも違う辛さと鼻に抜ける香りが上々。

麺は中縮れ。
濃い麦色に茶色い粒子が散在する全粒粉。

表面滑らかだがややごつごつし、
強く打たれた蕎麦を手繰っているような感覚。

でも表面滑らかでずるっと啜れちゃうし、
噛み締めれば麦の旨味に歯がくい込むコシの強さ。
喉越しもまずまずで、ほぼ300ｇだろうか、
あっという間に掬い切ってしまう。

頭頂部にはぱりぱりの刻み海苔。

具材は、チャーシュー、メンマ、玉子。

チャーシューは鶏と豚が一枚づつ。
何れも小さいけれど、鶏はしっとり、
豚はらしい美味しさ。

メンマは穂先が一本。
軟らかく、筍らしい味。

玉子は薄い色付き。
黄身の芯は濃い色付きで旨味もしっかり。

評価は、☆５点満点で４．０（☆☆☆☆）。

つけ汁もすきっと完飲。

しかし、値段がやや懐に痛いなぁ。

値付けを見る限りでは
《まぜそば》がお値打ち品のようだけど・・・・。