RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

麺 銀座おのでら 本店@表参道 2024年8月18日(日)

本年5月の「おのでら」グループによる出店。

【A2出口】から【原宿】方面に坂を下り
最初の角を右折。
100mほどを直進し、T字路を右に折れた突き当り。



定刻の1分前にイの一番に着も、
店頭にはこのような告知が。

どうやらこの機械に人数を入力し
予約も可能なよう。

予約客を先に案内するシステムらしいが、
11時を過ぎても
二組、計五名の客は現れずで、
その間、他の三名も含め虚しく店頭待ち。

良し悪しのシステムだなぁと
ややいらっとする。

結局入店できたのは11:05のこと。
現金払い対応への準備もあったようだが。


店内は厨房を囲むL字型八席のカウンター、
二人掛けのテーブルが三卓に個室もあり。

その後は、件の二組も来店し、
店頭待ちの三人も更に5分近く待ってからの入店。


食したのは、
鶏つけ麺。
値段は1,200円。


9分ほどの待ちで先に麺が、
一拍遅れてつけ汁が供される。

最近では昆布水に浸かっているケースも多いが
同店はそれがジュレになっている模様。


カウンターには食べ方指南も置かれているが、
いつものことでろくに読みもせず。

 


麺は中、やや細、平、ストレートの全粒粉。
麺線もきれいに整えられ、濃い麦色が食欲をそそる。

先ずはジュレ絡めずるっと啜れば、
つるつるしこしこの食感、ひんやりと心地好い喉越し。

量は200gほどか。


ジュレも複数の乾物魚介の旨味が重層し組み合わさる。
これだけでも十分に美味しい。

中途からは添えられている櫛切の檸檬を麺に降り搾る。


つけ汁は鶏醤油で立ち上がる香りが良い。
表面には透明な油が厚めに。

ややクセのある旨味が混ざっているなと感じたが、
どうやら鴨のよう。

なるほど、濃い琥珀色に浮かぶ葱が合う道理。

鹹過ぎず、醤油の深い味がしっかり。

麺を食べ終えた後は蓮華を使い、
ジュレの方に数口を移して飲む。
当然美味しい。


具材はチャーシュー、メンマ、三つ葉

チャーシューは大人の掌大の低温調理のロース肉が一枚。
薪で炙ったような香りがし、軟らか。


メンマは面白い形状。燐寸箱のような。
こりこりの歯応え。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


グループで仕入れた素材を
無駄なく使い切って組み立てた一杯との印象。

 

ちなみにカトラリー類は
テーブル下の引き出しに。