本年5月の「おのでら」グループによる出店。
【A2出口】から【原宿】方面に坂を下り
最初の角を右折。
100mほどを直進し、T字路を右に折れた突き当り。
定刻の1分前にイの一番に着も、
店頭にはこのような告知が。
どうやらこの機械に人数を入力し
予約も可能なよう。
予約客を先に案内するシステムらしいが、
11時を過ぎても
二組、計五名の客は現れずで、
その間、他の三名も含め虚しく店頭待ち。
良し悪しのシステムだなぁと
ややいらっとする。
結局入店できたのは11:05のこと。
現金払い対応への準備もあったようだが。
店内は厨房を囲むL字型八席のカウンター、
二人掛けのテーブルが三卓に個室もあり。
その後は、件の二組も来店し、
店頭待ちの三人も更に5分近く待ってからの入店。
食したのは、
鶏つけ麺。
値段は1,200円。
9分ほどの待ちで先に麺が、
一拍遅れてつけ汁が供される。
最近では昆布水に浸かっているケースも多いが
同店はそれがジュレになっている模様。
カウンターには食べ方指南も置かれているが、
いつものことでろくに読みもせず。
麺は中、やや細、平、ストレートの全粒粉。
麺線もきれいに整えられ、濃い麦色が食欲をそそる。
先ずはジュレ絡めずるっと啜れば、
つるつるしこしこの食感、ひんやりと心地好い喉越し。
量は200gほどか。
ジュレも複数の乾物魚介の旨味が重層し組み合わさる。
これだけでも十分に美味しい。
中途からは添えられている櫛切の檸檬を麺に降り搾る。
つけ汁は鶏醤油で立ち上がる香りが良い。
表面には透明な油が厚めに。
ややクセのある旨味が混ざっているなと感じたが、
どうやら鴨のよう。
なるほど、濃い琥珀色に浮かぶ葱が合う道理。
鹹過ぎず、醤油の深い味がしっかり。
麺を食べ終えた後は蓮華を使い、
ジュレの方に数口を移して飲む。
当然美味しい。
具材はチャーシュー、メンマ、三つ葉。
チャーシューは大人の掌大の低温調理のロース肉が一枚。
薪で炙ったような香りがし、軟らか。
メンマは面白い形状。燐寸箱のような。
こりこりの歯応え。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
グループで仕入れた素材を
無駄なく使い切って組み立てた一杯との印象。
ちなみにカトラリー類は
テーブル下の引き出しに。