RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

らーめん 勇@川崎 2015年9月6日(日)

開店少し前に店頭着。
待ちはゼロ。
当然、店頭の硝子の貼り紙が気になる。

イメージ 1


「メニューもリニュアルしました」

突っ込みどころは「リニュアル」ではなく
「も」だろう。

併せて何が変ったのか。

一分ほど過ぎて暖簾が出される。

右手の券売機で食券を買う。

おや、此処からして既に変っている。

イメージ 2


基本ランチは曜日による味の指定が無くなっている。

消費増税以降の金額の変更はあるけれど、
それ以外はどうだろう。

店内の造作も変っている。
L字型八席のカウンターに二人掛けのテーブルが二卓。
そのココロは何処にあるんだろ。

食べ終わって出るまでの来客は十二。
一時的に待ちもできる
凄い繁盛振りだ。
できた時の様子が嘘のよう。

ちなみに帰り途上に『三三七』を除くと
空き席も散見される。
今日だけかもしれないけど、
何時の間にか逆転してしまったな。


食したのは、
塩つけめん味玉。
値段は880円。

食券を渡す時に
「麺大盛り」をお願いする。

昼時は無料な訳だから
利用しない手はない。

十四分待ち、麺とつけ汁が供された。


イメージ 3


イメージ 4


麺は中縮れ。
茶色い粒子が高密度で散在する全粒粉。
その為か、喉を滑り降りる時の
鼻への麦香の抜けが半端ではない。

量もたっぷり、茹で前300gはあり、
腹持ちの側面でも十分すぎ。

表面は艶々、つるつるなので
啜り心地は上々。

それでいて、ややの格闘感のある噛み心地、
芯にむっと歯が食い込む度に、
麦の旨味が溢れ出す。
素晴しい。

麺の上にはトランプ大の厚みのある海苔が一枚添えられ、
でもこれって《醤油》のビジュアルじゃ?


イメージ 5


つけ汁は塩、のハズだけど、随分と醤油っぽい色味。
ボタンを押し間違えたかなぁ。

でも、これが塩だとしたら、
力強い麺に負けない味のチューンだと
肯定的に捉えたりする。

表面にはたっぷりの葱。
塩というよりも、出汁の旨味がたっぷりしている。

強めの辛味と酸味が上手く補って
最後まで飽きずに完飲してしまった。


具材は、チャーシュー、メンマ。


イメージ 6


チャーシューは大き目の乱角が数個。
豚らしい味わいと歯応え。

メンマはやや太の拍子木状が数本。
中庸な色と味が付きサクサクした歯応え。
個体間のブレも無い。


イメージ 7


トッピングの玉子は薄い色付きながらも
黄身はとろんと蕩け濃厚な旨味。
やっぱり玉子はこうでなくちゃいけない。


評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。


確実に、良い方に進化している。
繁盛の理由も良く判る。

今後、どんな方向に進むのか
楽しみな一軒。

定期的に訪れる理由は
其処にある。