RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

どんぶり処 丼季@大塚:まぐろ料理

近隣の勤めに人に聞くと、
昼は安価に美味しい鮪がたっぷり食べられると
かなりの賑わいらしい。

でも、この店の本領は
どうやら夜に発揮される様だ。

場所は【南口】に出て都電の線路沿いを【向原】方面に200mほど。
店内はカウンターと小上がりで、十五~六人が収容可能なよう。

当日は、値段を指定してのコースをお願い。
お酒は、勿論、別料金。


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《お通し》

バイ貝。って、大きいんですけど。
子供の握り拳大は優にある。

応分に身もみっしりと入っている。
刺さった楊枝と貝を上手に廻しながら
奥の方の身まで抜き取る。

さくりと噛み切れるし、何よりも
味がしっかりと旨い。

これは以降期待できそうかも。


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《刺身盛り合わせ》

鮪は頬の肉。初めて食べた。
口の中でさっと融け、旨味が舌の上にふわりと広がる。
それでいて後口は、寧ろ爽やか。
これは美味しい。なまじな中トロよりも余程良いし
大トロよりもさっぱりしている。

煮鮑は厚みがあっても軟らか。味もしっかりしている。
勿論、肝付き。

海老、赤貝、帆立も、大振りで
味がぼけてない。

全体的に素晴らしい。


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《ひっかき》

凄いモノが出て来た。
サクを取った後の骨が、そのまんま。

残っている身をスプーンを使って掻き出し、
海苔で巻いていただく。

赤身に近い部分、中トロに近い部分と
部位の違いによる味の差も楽しいし、
何よりも量が多いのは豪勢だ。
ちゃんと背と腹が両面分あるんだもん。


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《唐揚げサラダ》

サラダにもちゃんと鮪が入っている。
甘辛い衣をつけ、中はほくほく。

サラダは野菜もたっぷりだし。

で、これ、あまりに美味し過ぎて
お代わりしちゃいました。


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《カマ焼き》

いや~、これもでかいわ。
一本の長さが25㎝くらいあるし。

おまけに両面にたっぷり身が付いてるし。

脂がさっと落ちて、思いの外くどくない美味しさ。


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《海鮮鍋》

野菜がたっぷりなのは当然だけど、
鯛・鮪・蛍烏賊・串に刺さった貝。

何れも大振りに切られている。
最初に貝類を入れ旨味を出し、
次に野菜。
しんなりしたところで、
鯛・鮪をじゃぶっとしながら頂く。

あ~、幸せだ。


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《雑炊》

〆は勿論、これ。
玉子のとじ加減も上々。

旨味がたっぷりと溶け出ているから。

ホントに美味い。


ビールを呑み、日本酒を呑み、焼酎まで呑んで
更にこれだけ食べれば、お腹もはちきれそうだ。

それにしても、今日一日で、
鮪の部位を幾種類食べたんだろ。


評価は「ちょっと高い居酒屋」基準の☆五点満点で☆☆☆☆。

当日の素材は何れも戸井の本鮪とのことで、
どうしてこんなに安く出せるんですか、と聞けば
一本釣りじゃなく延縄だから
という返事だがそれにしてもねぇ。
原価を度外視してないか?