RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

赤坂 酒ぐら 鳥酎@溜池山王:居酒屋

前回から、さほど時間をおかずしての再訪は
シュチュエーションも似ていて、急に決まった呑み、
しかも21時店頭着の遅い時間。

幾らなんでも入り代わりのタイミングでしょ、と
勝手な判断の訪問や、やはり甘かった・・・・。

カウンターの端にぎゅっと固まって座り
席が空くまでの30分弱を窮屈に過ごす。

それでもね、食べ物が美味しいから
我慢できるやね。

この前とはできるだけ重複しないメニューを心がけた結果、
僅かな重なりに収斂できたのは、記憶がしっかりしていたせいかも。


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《お通し》
牛蒡と蒟蒻。特に蒟蒻は歯応えも良く
味がきっちりと沁みている。
繊維たっぷり、胃腸に良いお通し。

《鶏唐揚げ》
肉の旨味を損ねないギリギリに濃い味付け。
さくりとした衣の揚がり具合も上々。
鶏は勿論、皮や脂も旨いし。


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《鶏わさ》
タタキ状の鶏肉に山葵の茎のピリ辛
しゅっと絡む。鼻につ~んと抜ける刺激が堪らんな。
勿論、鶏の舌触りもそうだけど。

《レバーの醤油漬け》
醤油に漬けることで味は沁み、同時に臭みも抜ける。
これは技アリの調理の法。


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《ポテトサラダ》
前回何故これをオーダーしなかったんだろ。
量もたっぷりだしな。

《厚揚げ》
外はかりかりで中はとろりとし、
豪勢に盛り上がった薬味も嬉しい。


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《冷やしトマト》
大き目の小口切りを、ざくっと盛って出す供し方が
先ずは珍しい。旬の素材は甘みも香りもたっぷり。
七味+マヨネーズにも合うなぁ。

《カマンベールチーズの蜂蜜掛け》
先客が美味しい美味しいとお代わりして行きました
とは店の人の弁。でも、オーソドックスな食べ方
だけどなぁ。
美味しいコトについては、諸手を挙げて賛成だけれど。


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《焼鳥五種盛り》
熱いうちに食べて下さい、と促された
白レバーが確かに絶品。
口の中で蕩け濃厚な旨味が広がり
臭みも無い、上品な一品。
日本の鶏食文化の、一つの叡智なんじゃね。


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《鶏タタキ》
なんか凄い形状だ。色が違えばまんま鰹のタタキだし。
表面には軽く焼き色も付き芳ばしい。
また、歯応えがね、いい感じ。
薬味もさらっと山葵と柚子胡椒だけなのは潔い。

《揚げ茄子の煮びたし
油を吸った茄子はそれだけで旨いけど
出汁に漬されて、また一つ味が上がる。
しかも大振りに切られたモノがごろんと
そのまま入り、この豪快さや見目も味のうち。

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《お新香》
〆にはやはりこれでしょ。
野菜も四種。何れも漬かり具合は浅目。
特に胡瓜と白菜はね、それでも醗酵味が
ちゃんとするし。

《胡瓜のタタキ》
表面はそのままなんだけど、身の方は
味が染み易いようにしっかりと叩かれている。
なので口に入れる方向で食感が変るのは面白い。
味付けも鹹過ぎず、口の中が
却ってさっぱりとする。


これだけ食べて(あ、これ以外に《枝豆》もオーダーしたな)も、
酒量を控えたので
支払の方は一人あたり5.5千円。

評価は前回と変らず
「居酒屋」基準の☆五点満点で
☆☆☆☆。