RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

木村恒介展 -光素(エーテル)の呼吸-」@LIXILギャラリー 2014年9月20日(土)

珍しいコトに
【GALLERY2】と【GALLERY3】、両方のスペースを使い開催されている。

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「クリエイションの未来展 第1回」との副題と、
『清水敏男』監修(キュレーション)であることも
同時に表示されている。

これから、このシリーズを順次展開して行くんだろうか。


大きなスペースの【GALLERY2】の入り口には
「鏡をご覧下さい」との謎めいた貼り紙。

会場の一番奥の壁二辺に
天井から床まで届く大きな鏡が三枚づつ、
計六枚貼り付けられている。

その前には丈の高いスツールが三脚。

で、注意して見ないと、その変化は判らないのだが、
どうやらこの鏡、壁にぴったりと貼り付いているわけではなく
若干の遊びが設けられており、
その僅かの隙間を鏡は前後に動き、
それに合わせ、映る自分の像もゆるゆると変化する。

一部が太くなったり、また戻ったり。

真剣に見つめていたら、吸い込まれそうな感覚と、
軽い船酔いにも似た陶酔感。



う~ん。幼い頃の悪夢のように、
鏡に映っている自分は、果たしてホンモノなのか、とか
他人に見えているモノと、自分に見えているモノって
実は違っているんじゃないかとか、
改めて思い出してしまった。


会期は~11月24日(月)までと、
まだ二ヶ月も先がある長丁場。