RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

せいのもとで lifescape@資生堂ギャラリー 2014年9月20日(土)

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色々と目を瞠りながら
歩を進める必要がある展覧会。

入り口の階段の上部には
花椿のマークと共に
「至哉坤元 万物資生」の文字が献辞されている。
これって、社名の元になった一節でしょ。

踊り場を過ぎ階段の上部には、
髪の毛で造られた『Christiane Löhr』による〔Tubular Hair Forms〕。
ただでさえ薄暗い中に黒い造形物は
かなり気を付けていないと見過ごしてしまうだろう。


須田悦弘』『Christiane Löhr』『志村ふくみ・洋子』
『珠寳』『宮島達男』
と計五組の作品が、スペース全体を使いぽつんぽつんと散在している。


一番奥に展示されている『宮島達男』の作品が良いな、
タイトルは〔Changing Time with Changing Self-Flower〕。
壁の二辺を使い長方形の鏡が填め込まれている。
夫々が反射し、十字の奥行があるように見える。

数十のLEDが明滅し、デジタル数値を刻む。
9からカウントダウンが始まり、0になると暗転
再び9から再生する。

一瞬、蛍の発光に似ていると思ったが、
命の連環のテーマと知り、あながち離れてはなかったかも。


会期は~10月12日(日)までと、まだまだ余裕がある。