RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

Mon@大門:バル

何時も前を通る度に気にはなっていた
夏などは、外にまで人が溢れているし。

オープン5年を経ても、この繁盛振りは慶賀なことだが、
今回は一週間ほど前に、予約の電話を入れての訪問。

17:30の店着で、先客はゼロ。

しかし、その後は次々の来店で、
カウンターとテーブル席併せて五十人くらいが入りそうな店内は、
常に四~五割程度の入りが続く。

特徴的なのはその客層で、女性の団体が圧倒的に多いのと、
場所柄か外人さんの姿が目立つ。

用途は各々違うのだろうが、
入りの良さの証左ではある。

あ、あと、カウンターに陣取る(ラヴラヴの)カップルも多し。


先ずはビールで喉を潤しながら、
グランドメニューと黒板に書かれているおススメを見ながら料理を決めて行く。


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《本日のトルティージャ ~スパニッシュオムレツ~ 500円》

ほかほかと暖かい品が供される。
じゃが芋は「北あかり」とのこと。
それが為か、非常にしっとりとしている。
味付けは薄目。
玉子と芋の美味さが直に伝わって来る。


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《生ハムのクロケッタ 2P 480円》

これも暖かいメニュー。
切り分けると、チーズと刻んだ生ハム。
勿論、何もつけずに、そのまま食すのだが、
コンビーフの様な味わい(豚、なのに)。


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ごぼうフリット 480円》

牛蒡はかなり厚めに切られているが、
素揚げにされ、さっくりとした食感。
バーニャカウダに似たマヨネーズベースのソースが添えられ、
これも味は濃くないものの、著しく合う。


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《白子のアヒージョ 980円》

旬の一品。
白子は大振りに切られ、濃厚。
香菜は少なめで、主品の旨味が素直に味わえる。


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ムール貝の白ワイン蒸し 1,280円》

随分と大きいムール貝
身も大きくたっぷり。
これも塩分や大蒜分は控え目。

で、このソースがかなりツボで、
食べ終わった貝の殻をスプーン代わりに、うぐうぐと
掬い飲む。

更に、
先のアヒージョも含め、別途オーダーしたパン(1P 50円)
で、丁寧に拭い取る。美味い。


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《イベリコ豚ホホ肉の鉄串焼き 980円》

牛肉の様な色味だが、れっきとした豚。
串も熱くなり、そこからも熱が伝わり、
肉の芯もほの暖かい。

やや、筋っぽくはあるものの、
赤身肉に近い、しっかりした食感に、豚らしい旨さ。

つけ合わせのソースはやや辛い(ハラペーニョの類いか?)。


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《自家製ソーセージ3種盛り合わせ 1,280円》

内訳は、イベリコ豚のソーセージ・もち豚香草レモンソーセージ・チョリソー。
チョリソーはかなり辛め。
それ以外の二品は、豚肉の旨味が丸ごと詰まり、香草の薫りも程好い。


かなり飲み食いしたのだが、お腹に余裕があったので、
更にもう一品。
《ポテトアリオリサラダ 580円》~写真撮り忘れ。

で、これが素晴らしい。

見た目は何の変哲も無いが、大蒜とオリーブオイルをベースの
マヨネーズに和えられ、しっとりとしながらも、濃厚な味。
ただ、あとで、口が大蒜臭くなって大変だった。
何せ、生の大蒜の汁だから、お腹にも・・・・。
何れにしろ、多くでシエアするべきだろう。


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デザートは《紅茶のカタラナ 520円》と
《カスタードプリン 450円》。

これを、コーヒー・エスプレッソ(共に 500円)と共に楽しむ。

両者とも、舌が蕩ける甘み、ではないけれど、
穏やかな、染みわたる様な甘さが、次第に効いて来る。

いや、満足した。

ワインの値付けはやや高めと認識していたので、
最初はハウスワインのデキャンタ(1,600円)を、
次に、今週のおススメワインを、やはりデキャンタ(2,200円)で頂く。

容量は500mlには欠けるくらいかな。

ワインの味の説明はざっくりとしているが、
的を得た表現。


サービスは全体的に明るくはきはきとし、迅速で
小気味良い。

料理のサーブも、卓上に何品も溜ることがなく、
いい感じだ。


御代は〆て1.4万円。
例によって、通常平均の1.5倍くらいだけど、
お腹が一杯になった。


評価は「バル」基準の☆五点満点で
☆☆☆☆。

際立って、すげ~、と言う一皿は無いけれど、
どれも基準以上で、料理の値付けは良心的。