気温が低いうちに、できるだけ、熱い汁モノを食べておこうか。
標題店は以前【溜池】に『山王流』として在り、
そこそこの人気店で当時の宿題店。
そこそこの人気店で当時の宿題店。
なのに何時の間にか店をたたみ、
数百メートル離れた現在地に移転、名前を変えての営業再開。
数百メートル離れた現在地に移転、名前を変えての営業再開。
こちらとしては、漸く宿題を果たせる感もあり。
場所は【サンヨー赤坂ビル】の裏手にあたる。

店内はL字型十一席のカウンター。
12:35の入店で先客は六。
その後、食べ終わって出るまでの来客は二。
その後、食べ終わって出るまでの来客は二。
券売機は入り口左手。
食したのは、
らーめん(中盛)。
値段は850円と、{家系}にしては少々お高い感じ。
場所故、だろうか。
らーめん(中盛)。
値段は850円と、{家系}にしては少々お高い感じ。
場所故、だろうか。
店内に「味の調整」に応じる旨の貼り紙は無い。
他の人も、食券を渡す時に何も告げていない。
なので自分も黙って食券を店員さんに渡す。
先方からも確認の声は発せられない。
他の人も、食券を渡す時に何も告げていない。
なので自分も黙って食券を店員さんに渡す。
先方からも確認の声は発せられない。


麺は中ストレート、僅かに捻じれ。
{家系}の割には細身。しかし、長さは短め。
角張っているものの表面は滑らか。
ただ芯にはきっちりとコシ。
{家系}の割には細身。しかし、長さは短め。
角張っているものの表面は滑らか。
ただ芯にはきっちりとコシ。
量もそこそこあり、茹で前で200gくらいだろうか。
先ずはお腹が膨れた。
先ずはお腹が膨れた。
スープは表面に厚い透明な油膜。
これが全体的に甘みを付加している。
これが全体的に甘みを付加している。
良い感じに茶濁し、香りも好い。
丼から直接啜ると、思いの外熱くない。
猫舌の自分でも、するすると飲み込むことができるくらい。
猫舌の自分でも、するすると飲み込むことができるくらい。
豚骨醤油の、ありがちな味ながら、
特有の強さは無く、良く言えばスマート、
悪く言えば薄く、旨味よりも塩分の方が舌に残る。
特有の強さは無く、良く言えばスマート、
悪く言えば薄く、旨味よりも塩分の方が舌に残る。
大きく切られた葱も入り、これが丁度良いアクセントになっている。
具材は、チャーシュー、海苔、ホウレン草。

チャーシューは大人の掌大、薄目が二枚。
肉の味はしっかりし、一口で頬張れば
やや歯応え、肉らしい旨味。
ただ、見た目より脂分が多く、ちょっとしつこく感じる。
肉の味はしっかりし、一口で頬張れば
やや歯応え、肉らしい旨味。
ただ、見た目より脂分が多く、ちょっとしつこく感じる。

海苔は豪勢。文庫本程度の大きさ、厚みアリ。
香りも好し。これが三枚も添えられ、かなり嬉しい。
香りも好し。これが三枚も添えられ、かなり嬉しい。
ホウレン草は一つまみ。
しっかりと青臭い味がするし、くきくきした歯応え。
しっかりと青臭い味がするし、くきくきした歯応え。
評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。
最初はちょっと高いか?と思ったが、
食べた後では十分な納得感がある。
食べた後では十分な納得感がある。
ただ、麺といい、スープといい、本道を
(意図的だろうが)僅かに外しており、
これが評価の分かれ目になるだろう。
(意図的だろうが)僅かに外しており、
これが評価の分かれ目になるだろう。
ちなみに自分は、少し否定的。
貼り紙の無さを含めスタイリッシュさを意識しているんだろうか。
確かに、女性客も多かった。
確かに、女性客も多かった。