RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

葡萄屋@銀座:鶏料理

『葡萄屋』と言えば近隣住人にとっては
「大森、ね」と直ぐに出て来る名店だけど、
【銀座】にも、店舗があったのね。
場所は【銀座インズ2 地下1階】で、かなり京橋寄り。

店内は思いの外広く、六十人は入れそう。

それでも、訪問当日は、ほぼ満員の盛況。
ま、美味しいからな。とっても理解できる。


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《とりみそ》
瓶詰が通販で売られている。
甘辛い味噌だが、味の組み立てはかなり複雑。
香辛料も相当種が入り、葱につけて食べれば
クセになる味。


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《とりのぬた 945円》
器も凝っている。
叩きにした鶏肉の上に、甘酸っぱい味噌。
突出しとは趣が異なり、さっぱりと上品に頂ける。


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《レバのパテ 840円》
量がたっぷりなのがなにより嬉しい。
加えて、レバーの味がガツンと濃厚。
今まで食べた中では、一番パンチがある。
とは言っても、臭みは一切無し。
上々の一品。


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《鴨たたき 3,675円》
季節柄、合鴨と思われる。
でも、これがこれが、ほんっとに美味い。
嚙み締めれば、じゅわっと甘い脂と
肉の旨味が染み出し、口の中が幸せに満たされる。

赤身を残した焼き加減も素晴しいし、
そのままでも十分にイケるが、
添えられた檸檬を絞り、
更に特製のタレに付ければ、味が増幅する。


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《砂肝、葱間
この店のユニークさは、
都度「タレですか、塩ですか」と確認されない点にある
黙っていても、部位毎に最適な味付けで供される。

砂肝はさくりとこりりと、一片が大振りなのも嬉しい
葱間を山葵で食すのも初めての経験だが、意外と合うんだな。


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《もも》
一転してタレで。歯応えも十分。
噛むごとに旨味が広がる。


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《つくね、ささみ》
つくねは軟骨もしっかりと叩かれ、歯触りも妙味。
ささみの芯はほの紅く、すっきりとした旨さ。


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《お新香 550円》
趣向を変えて箸休め的意味合いでオーダー。
野菜の種類もそうだけど、漬け方も複数種で
味の変化が楽しい。
キムチ系は意外だけど、辛さと酸味は抑え目で
和が薫る。


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《ぼんじり》
たっぷりな量だ。
脂がじゅわっと、旨味と一緒に広がる。


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《はつ》
これも量多いわ。櫛の間で犇めき合っている。
歯応えもそこそこ有って、
元気な肉を食べている満足感に浸れる。


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《鶉の玉子》
中は熱々。ほふほふしながら頂く。


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《レバー》
想定していた通りの良品。
外側から芯まで、次第に変わる食感も素晴しい。
勿論、処理が丁寧なので、ストレス無く頂ける。

で、追加で何本か、味を変えて頂く。



評価は、
焼鳥屋基準の☆五点満点で
☆☆☆☆★。

飲み物もビール主体で相当量を摂取したので、
一人あたりの払いは九千円近かったけど、
食後感の満足度は高い。