RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

大助@大門:焼鳥

人気店と聞いていたので、
訪問の三日前に予約の電話を入れる。

店内はコの字型のカウンターが十九席に
四人掛けのテーブルが二卓。

19時の入店時には、ぱらぱらと空き席もあったが
程無く満員になり、フリの客は入店できなかった様子。

お洒落な内装にしては、男子比率が高く、
女性は僅か四名のみ。
その男性陣にしても、
酔っぱらって大声で騒ぐのは皆無で、
客筋は比較的(服装も含め)良さそう。


先ずはビール(600円)で喉を潤しつつ、
メニューを見ながら呻吟する。

おや「おまかせ**本」というのがある。
普通なら、五本とか十本で金額も決まっているが、
どうやらそこを自由に設定できるらしい。
当然価格も可変ということか。
これは面白い。
取り敢えず八本ほど頂きまししょうか。
足りなかったら足せば良いし、つまみも何品は食べたいからね。


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《お通し》

定番の大根颪にシラス。
そして、この大根颪が辛くなく
肌理が細かい極上の舌触り。


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《焼き明太子》

皮目はぱりりとし、中はしっとり。
辛さも抑え目。


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《ささみ》

串にみっしりと刺さっている。
タタキの様に中はレア。
表面との食感の差が心地好い。


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《蟹入り出汁巻玉子》

おお、おっきいな。これは嬉しいぞ。
甘味は無く、出汁の旨味と蟹肉の味。
しっかりと巻かれ、食べでがある。


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《生蛸バジル串焼き》

蛸はぷっつりしたた食感。
バジルソースは大蒜も入り、
当然ぴったりと合う。
焼き加減が絶妙だな。


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穴子串焼き》

う~ん、穴子がおっきい。
皮はぱりっとしているし
身はほっこりだし。
塩加減と山葵の帳合いが上手くとれている。


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《ハツ》

面白い串の刺し方だなぁ。
平たく刺さってるよ。
しかし、軟らかい。くにゃっとしている。
これも珍しいが・・・・。


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《かしわ》

いいねいいね。見ているだけで嬉しくなる外観だね。
熱々をほふほふしながら、噛んで串から
きゅっと引き抜く瞬間が至福だね。


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《銀杏》

走りだね。かなり大き目で、
外周は硬めで中は意外としっかりしている。
美しい翡翠色。
季節を感じるなぁ。


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《せせり》

脂の旨味が強い部位だから、
葱を載せてさっぱりと、との気遣いは嬉しい。
その葱も二種類、切り方を違えてあるんだから。


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《鶏モツ》

モツには葱がご定法と言うコトで
細切りのそれが添えてある。
しかも、醤油ベースと思われるタレも塗られ、
成る程、モツを食べている気分にさせられる。


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手羽

おっきい!しかも骨まで熱々で、
持って食べるのに難渋する。
ちょっと焦げた皮の感じと、
脂の乗った身の感じ。美味い美味い。


此処までで八串。
後はお好みで何品か頂こうか。


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《トマト巻》

幅広のベーコンが先ずは嬉しい。薫香も十分に感じる。
トマトはただでさえ完熟なのに、熱を通されされに甘みが
活性化している。


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《ぼんじり》

最初はしっかり、しかし噛むごとに
美味しい脂がじゅわりと滲みだす。
この部位に特有の旨味は堪らん。
降られた胡椒もぴったり。


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《肉巻ピーマン》

目の前のネタケースに置かれているのを見て
気になってきになって仕方がなかった。

で、中からはチーズがとろり。
ピーマンの青臭い味もしっかりし、
巻かれた肉もいい感じ。


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《鶉の玉子》

以前、とあるラーメン屋さんで食べて驚いた
中が半熟のタイプがここでも。
こ~ゆ~仕掛けって、ホント嬉しくなる。


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《鴨つくね》

握り拳大の大きさに
先ずはうっとり。
ふわっとした舌触りに、意外とさっぱりしている。
含んでいる脂が上質なんだな。


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イクラ丼》

随分とお腹はくちくなったけど、まだ食べられるなぁ。
ご飯モノ行っちゃうか。
ルビー色のイクラが隙間なく敷き詰められている。
これを見ただけで幸せになるだろう。

口の中でプチプチと弾ければ、
濃厚な旨味が流れ出す。

一粒が大き目なのも気分が良い。


飲み物は中途からワインに替え、

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ハギースパーク古代甲州》は
定価2,376 円(税込) が4,000円と良心的な値付け。

で、この一本。辛さの中にどっしりしたコクも有り、
後味は爽やか、泡立ちも上々と、値段を勘案すれば、
かなりC/P高し。


評価は焼鳥屋基準の
☆五点満点で☆☆☆☆。

かなり狼藉を尽くした呑み喰いをしてしまったので、
支払は(例によって)通常時の倍近い、
二人合わせて1.8万円。

それでも美味かったからな。
満足満足。