RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

bistro Le Sept(ビストロルセット)@青物横丁:フレンチ

『BISTRO Lapin D'or』の真向かい。

間口が狭いので、小さい店かと思っていたら奥行がある。
二人掛けのテーブルが七卓に
八人掛けのストレートのカウンター。

事前に予約をし、19時に訪問も
既に三組が食事中。

その後も続々の来客で、大層な繁盛振り。

客と店の人とのやり取りを聞いていると、
常連さんが多い様子。


先ずはビールで喉を潤し、
印刷された定番と、その日のおススメを
店の人の意見を聞きながら
次々とオーダー。


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《〆鯖のカルパッチョ

やはり鯖の〆方は難しいと思う。
和風に処理しているのは正解。
〆加減は絶妙。ただほんの少しだけ、
魚独特の匂いが残っている切りつけがある。

それ以外では何れも上々。
量は多いし、野菜の種類は豊富だし。
特に山芋。しゃくしゃくした歯応えが堪らない。


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《パン》

パンと水で別途300円チャージされる。
パンは二種。麦の味もちゃんとして納得の美味さ。
オマケにほかほかだしな。


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《自家製シャルキュトリーの盛り合わせ》

二人で食べるには多いでしょう、と言うことで
ハーフサイズ。

パンとピクルスを除いても七種が盛られている。

何れもが、他所で食べるのとはちょっと違っているけど
特に〔鶏白レバーのムース〕、これがもっ絶品。

涼しい旨味だけを残し、口の中でさっと融けてしまう。
味の余韻が消えて行くのが惜しくなる。


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《鱈白子のフリット

意外としっかりした口当たり。
もっとほわほわかと思っていたが。
でもこの方が旨味が詰まっている気がする。
熱々をほふほふしながら頂く幸せ。


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《ハラミのグリエ》

下にはポテトが敷かれ、これが滑らかな舌触り。
ハラミの焼き加減は十全。オマケに量が多いし。
でも、脂分が少ないので、すいすいと胃に入って行く。

野菜がたっぷりと盛られているのも嬉しい。


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《林檎のタルト》

熱々のタルトの上に冷たいアイス。
両方甘々だけど、美味しさが喧嘩しないのは素晴らしい。

それしてもこれをタルト言うか。
サクサクの薄~い台がちょっとだけ敷かれいて
たっぷりの林檎がほとんどなんですけど。


ワインリストは無く、好みを言って何品かを並べて貰い
その中からチョイス。

《アルベール・ボクスレ エデルツヴィッカー 2013》は
1Lの大容量だけど、あまりの美味さにぺろりと飲んでしまう。

複数の品種をブレンドしているので、
香りも旨味も重層的だ。

値段は市価のほぼ倍くらいか。


お代は〆て1.6万円と、ちと行ってしまったが
料理の美味さの面でも量の面でも、勿論、呑みの部類でも
満足度は高し。


評価はビストロ基準の☆五点満点で☆☆☆☆。