RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

中華そば 天下一品@川崎 2013年4月14日(日)

幕間が55分しかない、
しかし、お昼にはラーメンを食べたい、
が、時間的には12時ちょい過ぎなので、
何処へ行っても混んでいるだろう。

そんな時に、どんな選択をするか。

最早、
「熱い汁モノはダメ」とか
「できるだけチェーンじゃあない処」
等の我儘や贅沢を言っている場合じゃあないことだけは
確かだ。

当該店の場所は【DICE】の裏手。
しかも、一・二階併せて五十席の(ラーメン屋さんにしては)大箱。
回転も良いだろうし、腹は決まった。

イメージ 1


一階は壁に向いた十席強のカウンターに
二人掛けのテーブルが三卓。

入り口入って直ぐの所にレジがあり、
此処に陣取っているお姉さんが、
「いらっしゃいませ~。
お独り様ですか~?
お好きな席へどうぞ~」などと、
流れる様に捌いて行く。

中途、二階に案内される人もいるが、
その口調には澱みが無く、
モニターに映った混み具合を確認しながらの差配なのね。

席に備えられたメニューを見ながら、
オーダーは直接、
会計は渡された伝票で
食後に件のレジで。


食したのは、煮たまご&チャーシューメンこってり並。
値段は1,000円と少々驕ってみました。

《あっさり》味や、
大盛(+150円)との選択を迷ったのだが(どうせ、麺の量は少ないに決まっている)
めったにないことだから。


いや~、それにしても大した繁盛振りと
高回転率。
次々と客が入り出て行く。
常に九割がたの埋まり具合が維持される。


イメージ 2


いい感じの面構え。

表面を大量の葱、
チャーシュー、玉子、メンマが覆っている。


イメージ 3

チャーシューは子供の掌大バラ巻が五枚。
かなり薄めだが、集中調理にありがちな独特の味はせず、
肉らしい旨味や歯応えも含め、かなり良く出来ている。


イメージ 4

玉子は硬茹で。
表面は綺麗に染まっているが
芯までは味は沁みてはいない。
これはこれでアリかな。
若干、粉っぽさを感じてしまうが。


メンマは濃い色と味。
処理も丁寧で繊維が気にならない。
しかし、量が少ないわ。
写真に写っているので、全部だもの。


麺は細ストレート。
角ばって柔らか目の茹で加減。
啜り具合は良好。
しかし、想定通り量は少なくて、
ほんの数掬いで食べ切ってしまった。
フラストレーション溜る。

スープは確かに、濃い。
粘度高め。
動物由来の旨味が、ぎゅっと詰まっている。
麺への絡みも良好で、
食べ終わって、口の周りがぺたぺたになった。
とは言うものの、どちらかと言うと穏当な
優しい味わい。
野菜由来と思われる甘みや、
大蒜と思われる味もしっかりと底に潜んでいる。
ただ、滑らかさには欠ける。
かなり舌触りはざらざらとしている。


まあ、当然のことながら
スープも含め完食したのだが、
それでもお腹は膨れなかった。


評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。

確かに凡庸なチェーンではない。
ただ、値段が高めだな、少々。