
副題には「昭和史のかたち」とあるが、
実際には戦中の事象を取り上げ、
その場を直近に撮影したものが殆んど。
実際には戦中の事象を取り上げ、
その場を直近に撮影したものが殆んど。
第1部は55点。
激戦の舞台となった島嶼部で撮られた写真と、
その背景がキャプションで語られる。
勿論、塹壕や今も残る高射砲、墜落した飛行機の残骸、
収容されていない人骨には慄然とした気分になるのだが、
一方で殆んどの島は観光地化し、
それは美しさを前面に出すことと同義。
時折挟み込まれるそれらの風景と対比した時に、
遣る瀬無い気持ちになってしまう。
激戦の舞台となった島嶼部で撮られた写真と、
その背景がキャプションで語られる。
勿論、塹壕や今も残る高射砲、墜落した飛行機の残骸、
収容されていない人骨には慄然とした気分になるのだが、
一方で殆んどの島は観光地化し、
それは美しさを前面に出すことと同義。
時折挟み込まれるそれらの風景と対比した時に、
遣る瀬無い気持ちになってしまう。
第4部ヒロシマは19点。
第5部ナガサキも19点。
何れも被爆された方の最近のポートレイトに
爆心地近辺で採集された文物の写真が間に挟まる。
その表情からは、
戦後の六十年を辛い思いと寄り添いながら生きてこられた
意志の力が感じ取れる。
また、添えられているキャプションを読むだけでも
背負っているものの重さが身に迫る。
第5部ナガサキも19点。
何れも被爆された方の最近のポートレイトに
爆心地近辺で採集された文物の写真が間に挟まる。
その表情からは、
戦後の六十年を辛い思いと寄り添いながら生きてこられた
意志の力が感じ取れる。
また、添えられているキャプションを読むだけでも
背負っているものの重さが身に迫る。
とても軽い気持ちでは観ることができない。
重い足取りで会場を後にした。
重い足取りで会場を後にした。