RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

喜家 ともえ軒@大森 2010年9月19日(日)

近隣に出来た新店、と言うことで、いそいそと出かける。
が、定休日未定らしいので、連休のしかも中日の日曜、
かなりびくびくしながら。
店の前に着くと、おお良かった。暖簾が掛かっている。
しかも、11:00~の営業時間(着時間は11:30)で、
もっと早く来れば良かったと、少々後悔。

場所は【水神公園】の【大森貝塚】出口を背に、
第一京浜】方面に100m程向かった右側。
しかし、よくよく見れば、此処は以前『ゆづ』という和食屋さんの
有った所ではないか。
造作もかなり変わっている様だ。

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中はL字型のカウンター六席に
二人掛けのテーブルが一卓。

入店時の先客は二。
その後三人の来客で、店内は、ほぼ一杯。
服装を見るにつけ、近所の人が多い感じだな。

券売機は入ってすぐ右手にあるのだが、
横に若いお嬢さんが立っており
「申し訳ありません。券売機が故障で、
直接注文を伺います」とのこと。

得たりや応、とはこのこと。
この歳になると若いお嬢さんと接触の機会は少なくなる。
こんなカタチでも、僅かな触れ合いに、思わずニンマリする
おぢさん一人。


お願いしたのは、特製つけ麺大盛。
大盛はサービス。
値段は900円。
例によって茹時間がかかりますとの表示あり。

麺は中ストレート。麦の香り。僅かに捻れ。
表面はつるっと、中はもっちりで芯あり。
ぷっつりした噛み応え、喉越し共に良し。
量は、まずまず、お腹が膨れる。

つけ汁は魚介(+動物系)。これは出色。
濃い琥珀色で、粘度は高めだが、さらっとしている。
かなり複雑な味わい。
例えば、カレーを作る時に、果物を入れたりするじゃぁないですが、
そんな感じ。
甘・酸は、あまり無く、香辛料の味が仄かに混ざる。
麺と絡み良し。

トッピングは、チャーシュー、メンマ、味玉、海苔。

チャーシューはバラ。花札大で5mm厚が四枚。
炙られ香ばしい上に、齧り付くと脂肪から旨味が滲み出る。

メンマは短い極太が三本。まさに拍子木。
しっかり煮込まれ、軟らかいし、味も良いのだが、
歯応えにはバラ付きあり。

玉子の黄身はとろりと流れ出し。
これはたまらん旨さ。

海苔は、短冊大が五枚もありサービス満点。

残った付け汁は、最初から供される、湯桶に入っている
割りスープを注ぎ頂く。
おお、出汁の香りが加わり、更に良いではないか。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
開店したばかりということもあるだろう、
オペレーションには難があるが、
それでも、つけ汁・具、何れも素晴しいぞ。