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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

和田誠の仕事@たばこと塩の博物館 2010年9月18日(土)

当然の人気物件に加え、
まだ初日から一週間目の会期と言うことで、
相当の混雑を覚悟して行ったのだが、
入場者は疎ら。
少々拍子抜けするも、ゆったりと鑑賞できるのは、却って有り難い。


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一般の入場料は300円だが、
新聞に載っていた割引券を持参したので、150円で入場。


4階の展示室に加え、1階エントランスの一部スペースも使い
計百点以上を展示。

その守備範囲もポスター、マーク・ロゴ、LPジャケット、絵本、装丁と、
兎に角幅広い。

「ハイライト」のパッケージデザインを手がけたのは
既に有名なハナシではあるが、個人的には、
〔お楽しみはこれからだ〕といった映画関連の著作や、
麻雀放浪記〕〔快盗ルビィ〕の監督といった側面も見逃せない。
自身が監督した作品のポスターも展示され、
(勿論、観に行っているのだが)懐かしさも先に立つ。

装丁を手掛けた〔ハリウッドをカバンにつめて〕も、
(勿論、持っているのだが)「そう言えば・・・・」と記憶を新たにする。

圧巻は、このために描き下ろした、〔煙草がある映画の一シーン〕の連作12枚。
また、それを制作中のVTRも28分の尺で上映され、
和田技巧の一端にも触れる事ができる。

原画も多く展示されているのだが、
絵本のセクションでは、版画の様に、
各色を別々の版(赤・青・黒の夫々)で作成している凝り様に、
更に驚く。


この内容で、この料金は当然のことながら激安。
大人から子供まで楽しめる、この秋屈指の展示会。