麺屋 ぬかじ＠渋谷 2015年1月16日（金）

これだけ汁モノばかり食べていると
《つけ麺》が恋しくなってくる。

で、昨年１１月オープンの標題店。

場所は【公園通り】を上がり【パルコ】の角を【神南小学校】方面に曲り
最初の小路に入り、５０ｍほど行った右手。

店内は緩い「く」の字型のカウンターが九席ほど。
１２：３０の入店で先客は七、
その後食べ終わって出るまでの来客は一。

券売機は入り口正面、左側。

食したのは、
味玉つけめん+麺の大盛。
値段は950+50で１,０００円。

麺量は並で200ｇ、大盛で300ｇの表示。

九分ほどで、つけ汁が
次いで麺が供された。

麺はやや細ストレート、僅かに捻じれ。
アルデンテのパスタを思わせる外観。

表面は滑らかで、啜り具合も喉越しも上々。
ずるっと口の中に入り食道を駆け降りる。

そしてややむちっとした歯応えにしっかりとコシがあり
茹で加減も好み。

つけ汁はかなり赤っぽい色をしており
これは珍しい。
しかも量が少なく、底の方に僅かに溜る程度。

粘度はかなり強く、そして滑らか。
シルクのような口当たり。

こんなんで最後までもつんかいと訝り、
麺の先の方だけを漬して啜ると、
おお、たったこれだけでも、しっかりとした旨味を感じる。

魚介+鶏ベースの動物系だろうか。

魚介の味がちゃんとし、しかも相当に強烈な味わい。

嘗て経験の無いタイプだけど、イケるわ。美味しい。
両者が混然と一体になっている。

具材は、チャーシュー、メンマ、海苔、小松菜。

チャーシューは大人の掌大、厚みのある豚肉が一枚。
美しく巻かれ、ほの暖かい。
軟らかく煮上がっている。

メンマは穂先。
長く軟らかく薄味が三本ほど。
麺を啜るように、するるっと口の中に納まる。

海苔はトランプ大が一枚。

トッピングの玉子は濃い色と味付き。
黄身の中心部はとろんとし
美しい琥珀色が濃厚な旨味。

評価は、☆５点満点で４．５（☆☆☆☆★）。

値段は確かに高いけど、
麺と特色のあるつけ汁の相性は得難く良好。

動物+魚介系も、まだまだ色んな展開の可能性があると
思わされた一品。