【赤坂みすじ通り】から【一ツ木通り】に抜ける路地に在る。
『天ぷら 利久』の脇の細い急な階段を上がった二階。
11:28の着で、夫婦と思われる二人連れが開店を待っている。
定刻の1分遅れで店主が暖簾を掛け、
それに続き階段を登る。
店内は厨房を囲むL字型のカウンターのうち二席を使用。
それ以外に二人掛けのテーブルが五卓。
その後、五人の来店で満席に。
更に三人が入って来て店内待ちとなる。
オーダーは各所に置かれたメニューを見て直接。
会計は食後にカウンター越しに。
店主によるワンオペは
ちゃきちゃきとしており、人によっては
そっけないと取ってしまう向きがあるかも。
食したのは、
豚ロース生姜焼き。
値段は1,100円。
人気メニューのようで
八割がたがこのオーダー。
中には、納豆変更をする人も。
8分ほどの待ちで一気に四枚ほどが焼き上がり、
順次配膳される。
豚肉も威容だが、
納豆、小鉢に香の物も付く充実ぶり。
ご飯は炊きたての香り。
硬すぎず軟過ぎず、上手く炊けている。
茶碗に軽く一膳で、
さほど多くはない。
味噌汁は油揚げと若布。
出汁の味噌の塩梅良く、
中庸な味。
小鉢は煮貝。
大粒な二つで甘辛い味付けに、
すっと歯が通る。
香の物は高菜。
納豆もちゃんと練られている。
肝心の生姜焼きが凄い!
豚テキほどの厚さ大きさ。
六つに切り分けられ、
厚みは1.5㎝強。
筋切りが甘い箇所はあるものの、
概ね良好な歯触り。
きめ細かい肉質で、
さっと歯が通り、すっきりした豚肉の味わい。
タレにはとろみが付き甘辛で
やや甘味勝ち。
生姜はさほど強くはない。
付け合わせには、レタスと水菜にマヨネーズ。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
他には《鶏唐》のオーダーがあったが、
どのような品が出て来るか見たかったなぁ。