RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

肉と酒 安田@立会川 2024年12月8日(日)

二ヶ月半前に弁当店の跡地にオープンした新店。

場所は【立会川橋】のたもと。
店の前には【立会川】が流れる。

あまり自分には縁の無さそうな店だなぁ、とおもっていたが、
店頭に素敵な貼り紙があるのを目に留めたのはつい先月。

1,500円でランチが供される。
ただ十食限定、且つ土・日のみ提供は
ややハードルが高いかも。


念のため数日前に電話を入れると
予約OKとのこと。

当日は開店時間の11:30に扉を開ければ、
既に先客は一。

店内は厨房を囲むL字型七席のカウンター。
入り口付近には六人ほどが座れる細長いテーブル。


オーダーは直接、会計は食後にカウンター越しに。

ランチは「牛」か「豚」の選択で、
「牛」は勿論ウリの「田村牛」、
豚は(この日は)「岩中豚」とのこと。

更には「豚」は《生姜焼き》だと言う。


15分ほどの待ちで、大きな四角い盆に
メインの肉、刺身、小鉢、香の物、ご飯と味噌汁、フルーツまでがセットされ供される。

これはコスパ良いかも。


短冊大に切られ、厚みもある牛肉がたっぷり複数切れ。
軟らかく、ありがちな牛臭さは無く、
純粋に旨味だけに集中できる。

これは美味しい。

ビーリーフにマヨネーズを盛ったサラダも付く。


ご飯も良い出来。炊き加減も上々。

店主によれば、大分 竹田産の「ヒノヒカリ」を
毎朝精米しているとのこと。
農家の直販、且つ名水の上流の田を指定している、と。

ある意味、農家泣かせ(笑)も、
ほんのりの甘味にふくよかな旨味。

ご飯茶碗に軽く一膳。


味噌汁は なめこ に豆腐、三つ葉も。
出汁も味噌も強く効いている。


小鉢には《辛子明太子》も
《チャンジャ》のような味付け。
辛味がぴしっと舌に乗る。

香の物は少々。


刺身は三種で
何れも産地の説明あり。

山葵も涙が出るほどの辛味。
量もたっぷりで、
とりわけ脂の乗った鮪には合う。

「魚春@大井町」からの仕入れと説明も、
寡聞にして知らずで、猫に小判状態。


フルーツもただの蜜柑ではなく、
愛媛の「紅まどんな」。

皮は薄く、実は瑞々しい。
甘過ぎないのも好み。


夢中でわしわしと
一気呵成に平らげてしまう。

ちなみに「豚」も
肌理の細かい肉質、
軟らかめの歯切れ、
品の良い旨味、
あっさり目の味付けで美味しい。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。

この内容でこの価格は出精と思う。
儲けは出るんだろうかと、気になるほど。