【ミルパ商店街】を抜け『珈琲亭 ルアン』の先、左側。
11:00の店頭着で先待ち二名。
1分後に扉が開かれ、中に入れば
既に五人が着席中。
どうやら常連か知己のようで、
件の団体は最終的に七名まで膨らむ。
その後、自分たちが出るまでの来客は三。
店内は厨房に向いたL字型十三席のカウンターなので、
常に空き席は過少の状態。
オーダーは壁に貼られたメニューを見て直接。
会計は食後にカウンター越しに。
先に入った二名が《カツ》をオーダーしようとしたところ
入荷が無いのか、時間が掛かるかの会話が聞こえたので、
さっとできるであろう
ロース生姜焼定食を。
値段は1,500円。
そうこうしている間にも、
団体さんには《生姜焼》《カキフライ》《アジフライ》が次々と出される。
どれも美味しそう。
自分たちも時間に余裕があればフライ類にしたかった。
10分ほどの待ちで、
味噌汁/ご飯/生姜焼きの順に供される。
どう見ても、生姜焼きが美味しそうなのには間違いなし。
ご飯は好みの硬め寄りの炊き加減。
上手く炊けている。
茶碗に軽く一膳ほど。
豚汁は具沢山。
豆腐/人参/大根/玉葱/豚肉と。
とりわけ豆腐の量が多い。
玉葱も入っているせいか、甘味を感じる味付け。
素晴らしいのは、やはり生姜焼き。
大人の手の大きさの肉が三枚。
厚みも5㎜近く。
筋は切られているが、そうでない箇所でも
すいっと歯が通る。
しっとりし、とんでもなく軟らか。
SPF豚の実力を、改めて思い知る。
タレも美味しい。
生姜の辛さに尖りは無く、美味しさだけが肉に乗る。
軽く大蒜が香り、甘味は蜂蜜か摺颪林檎か、自然な味。
このご時世にしては多めに盛られている千切りキャベツも
このタレだけで十分に食べさせる。
兎に角、肉の軟らかさと豚らしい旨味、
タレの味がびしっと決まっている。
評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。
内訳は各々☆3点満点で
肉質:☆☆☆
下拵:☆☆☆
焼き:☆☆☆
寒いうちに、《カキフライ》《アジフライ》を食べに来ようと
固く誓う。