RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

伊勢外宮参道 伊勢神泉:温泉旅館②

朝食は普段よりも遅い時間で、
小腹もそこそこ空いたころ。

膳には既に湯豆腐が用意され
席に着くと同時に火が点けられる。

浸っているのは温泉水とのこと。
これは豆腐が早く解れるなぁ。


食前には
《豆乳野菜ジュース》。
朱色は人参か。
豆乳のまったり旨味もあり
野菜の青臭さもなく美味しい。


《野菜サラダ》の根菜は
バターで炒められ芳ばしい。

これに玉葱ドレッシングが素晴らしく合う。


そうこうしている内に豆腐も茹って来る。

仲居さんのアドバイスで茹った直後と、
煮崩れてからの味を比較すれば
後者の方が甘味を感じる。これは面白い。


七輪に網が掛けられ、鰆と薩摩揚が乗せられる。
「あしらい一式」として、これをおかずにご飯を。


ご飯は「神宮奉納米 コシヒカリ」との説明。
炊き立ての加減も良く、旨いのだが
全部食べられないのは残念。


鮪のヅケと香の物も供される。
ヅケは三切れ。
熱々のご飯を包んで食べれば、
随分と幸せ。


それ以外にも、おかず類はたっぷり多種。

海の幸・山の幸と
地のものが取り揃えられ、
非日常の贅沢感を味わえる。

なかでも「志摩産ひじき」の美味しさは格別。

ご飯が進んで、かなわんな。


フルーツまで食べればお腹は膨れ、
食後のお茶で、
今日一日の活力がみなぎって来る。

あとは、出立までに
もうひと風呂浴びるばかり。


一拍二日の宿代は、
入湯税も含め69,800円。
酒代は別途5,100円。

宿の全てを堪能し尽くしたとは言えないかもだが、
湯と寝所、とりわけ食事の対価として了解の行く額。


アメニティ類は環境にも配慮され申し分なし。
特に歯ブラシは良品で、持ち帰り使っているほど。

廊下に出る用の草履に足袋靴下、
ローブと半纏もあり。

タオル類は一種一枚のみの用意も、
その分が料理に振り向けられていると考えれば
それも納得。