ちょっとした集まりで
四人でテーブルを囲む。
【渋谷】で呑むのは随分と久しぶり。
標題店は【東急本店(今は更地)】の対面のビル四階。
入り口は狭いが、中は五十人くらいが入れる広さ。
我々は早い時間から始めたので、最初は空き空きだったのが、
20時になる頃にはほぼほぼの席が埋まり大層な喧騒。
当日は事前予約で
呑み放題付きの「新故宮コース」4,300円(税込)を。
《モンゴイカの葱油ソースがけ》
烏賊の身は厚いが包丁が細かく入っており、
すっと歯が通る。
味付けも鹹からず、葱の油の香りも良い。
《干し豆腐のピリ辛和え》
干し豆腐は好きな中華食材。
炒めてもスープに入っても。
見た目は赤いがピリ辛さはさほどでも。
《台湾腸づめ》
甘めの腸詰を、葱と合わせて。
これも王道の美味しさ。
《鶏のから揚げ山椒風味》
ジューシーな鶏肉がカラッとした衣を纏い揚がっている。
鮮烈な味付けは、丸ごとの花椒がガリっと歯に当たり、
砕けると同時に痺れが弾ける。
《青菜炒め》
塩と大蒜、湯でさっと炒めた一皿。
しゃきしゃきとした歯触り。
毎度のことながら、野菜を美味しく食べる
シンプルにして極致と思う。
《麻辣豆腐》
見た目ほどは辛くなく、コクと旨味あり。
そして痺れが舌の上を走り、
白米が欲しくなる。
《牛バラスライスとピーマンのオイスターソース炒め》
細切りの牛肉たっぷり。
ピーマン、パプリカに玉葱と野菜の量も多い。
軽い甘めの味付けと、
オイスターソースの味は牛肉に合うなぁ。
《台湾風焼きそば》
やはり塩の味付けがシンプルも
野菜もたっぷり入って嬉しい。
麺の食感は独特でもちもち。
〆の一品乍ら、いくらでも胃の腑に収まりそう。
これでビールで始めて紹興酒に移行すれば
もう言うことなし。
評価は、中華基準の☆五点満点で
☆☆☆☆。