RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

銀八商店(2)@新橋 2023年3月4日(土)

前回の訪問は九年も前のこと。

リクルート】の斜向かいとの
頻繁に前を通る場所にもかかわらず、
なかなか暖簾をくぐる気になれないのは
その時の記憶を引きずっているからか。

とは言え当地で九年半も営業を続けているのだから
それなりの魅力はあるのだろう。
ましてやその時に食べたのは《つけ麺》だったし。

店内は厨房に向いた四席のカウンター、
二人掛けのテーブルが一卓、
四人掛けが二卓。

11時丁度の入店でイの一番。その後、
食べ終わって出るまでの来客は三。


券売機は入り口右手。

食したのは、
チャーシューメン+麺中盛り(1.5玉)。
値段は990+100で1,090円。

食券を渡す時に
硬め、濃いめをお願いする。
味が物足りなかったことをうっすらと覚えていた。

ライスは何時も通り、無しで。


9分と、思いの外待って供された一杯。

海苔が手前に来るとは
随分と変わった置かれ方。


その海苔は大判が三枚。
黒々として厚みあり
ぱりっとしている。


海苔をどけるとチャーシューが。

大人の掌大のロース肉が三枚。
薄めで軟らか食感。

ただ切り置きっぽく、
取り立てての感動は無し。


ホウレン草は軟らかく茹り、
細かく刻まれている。
これも珍しい。


麺は中、やや細、捻じれ、
表面はつるんと滑らか。

常のことだが一本は短め、
一息でずるっと吸い込める。

芯には粉っぽい歯応えがあり、
おおちゃんとリクエスト通りだな、と。

量は公称240gも、そこまでは無い感じ。


スープの表面には透明な油が厚めに。
その下の色味は、かなり乳白色寄り。

味も軽めでミルキー。
臭み無く滑らかも
野趣や力強さには欠け、相当にライト。

が、後でかなり喉が渇いたので
塩分は多目かと、醤油っぽい鹹さはないのにな。


評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。


看板には「豚骨醤油」「横浜家系」
A看板にも「濃厚」の文字が躍るけど、
どれも外れているとの感想。