気温が高くなる前に
極熱の汁モノを食べておこうとの算段。
標題店は二年振り。
とは言え、その前のインターバルからすれば
たいしたことはないのだが。
11:25の着で先待ち三人。
これならファーストロットに入れるな。
その後、食べ終わって出るまでの来客は五。
定刻通りにカーテンが開けられ、
順次入店。
何の指示もないのに、
奥から詰めて着席は、
判っている人が多い証か。
ちなみに店内は厨房に向いたストレート八席のカウンター。
券売機は入り口左手。
給水機は店の中央。
食したのは、
チャーシューメン。
値段は1,100円。
高台に食券を置き、
重しでとんと抑える。
8分ほどの待ちで、
手で指し示されたので
「そのままで」とお願いする。
とんと置かれた一杯。
大昔に食べた時の外見とは
豚の形状が違っているかも。
野菜の盛り上りはこれくらい。
くったりと茹り、ほくほく。
キャベツもそこそこ入っている。
八割方をそのまま食べ、
ぐわっと力を込め天地を返す。
麺は中、厚みある平、捻じれ。
表面はでろんとし、芯まで万遍無く茹り軟らか。
そして同店に特有、一本が極端に長い。
箸で持ち上げても、先端が見えず。
ため、口の中にはむっと押し込み、
いっぱいになったところで前歯で噛み切る。
もごもごと咀嚼すれば、口中が麦の旨味で
柔らかに満たされる。
量は250gあるかな。
スープは豚醤油で鹹さがぎっしり効いている。
仄かな酸味は化学の証しか。
出汁の旨味もちゃんと感じはするものの、
麺を食べ終えた後で丼を抱えて飲む気はせず。
だって縁の周りがべたべたなんだもん(笑)。
豚は大き目のバラブロックが五個ほど。
柔らかく、箸で持ち上げると
とろんと垂れ下がる。
これも醤油の鹹い味が存分に沁みている。
評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。
久々に食べた訳だが、
鹹さの破壊力も麺量も十分に満足。
食べ終わるのに9分ほど。
ロットの中ではイチ抜けで。
でも麺の長さが、食べる速度に影響しているよう。