昨年の4月に『瞠』等が入っているテナントビルの向かいにオープン。
二回ほどトライしたのだが、臨休だったり
営業時間が最初の告知から変わっていたりで
漸く今日の訪問。
店内は窓に向いた三席と四席のカウンター、
厨房に向いたコの字型十三席ほどのカウンター、
四人掛けのテーブルが二卓。
11:35の入店で先客は四、その後
食べ終わって出るまでの来客は九。
客層が面白く、自分の前は内三人が男性客も
以降は一人のみ。
総じて女性の比率が高し。
メニューは各所に置かれている。
が、オーダーは専用のQRコードを渡され
スマホで。
支払いも食後にセルフレジで。
食したのは、
かけ麺2種ミックス+大盛(二玉)+ちくわ天。
値段は690+100+200で990円。
オーダーから8分ほどで、
折敷に《天麩羅》もセットされ供される。
麺の丼は厚手でずっしり。
オマケに高台が無いので、持つのに難渋する。
竹輪天は噂に違わぬ大きさ。
丸っと一本に切れ目を入れて揚げている。
長さは15㎝ほどもあり且つ厚みも。
熱々で迂闊に口にすると火傷しそう。
半分はそのまま、残り半分は汁に漬し、
最初はかりさくの衣を
終盤はくったりした衣を味わう。美味しい。
麺は、中華麺と饂飩を選択。
中央に置かれた青葱で、綺麗に区分けられている。
中華麺は細、ストレート。
表面は滑らか。
芯まで万遍無く茹り、
あまりコシを感じない。
喉越しは良いものの、
強さには欠ける。
量は100g強。
饂飩も似た印象。
中ストレートで、麺肌はシルキー。
やわやわとして、芯まですいっと歯が通り
弾性は弱め。
一本は長く、もっちりな口当たりは良好。
こちらも100g強。
汁は和風出汁で油っ気は無し。
ラーメンを食べるにはやや弱めで
中途一味を振り、やはり天麩羅の油は不可欠。
節系の旨味と香りに
醤油と味醂も良いものを使っているよう。
素材由来の酸味は極限まで抑えられている。
そして、丼の厚みの保温力のせいか熱々。
最後まで冷めることはなく、こんなに熱い素饂飩を食べたのは
初めてかも。
評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。
汁に比して麺の、とりわけ中華麺の調整が釣り合っていない印象。
《きしめん》だと、また印象は違ったのだろうか。