標題店は十一ヶ月ぶり。
12時開店は、店にとっての最適解と思われるも、
個人的には訪問のハードルが上がる時間設定。
12:55の入店で先客は八、その後
食べ終わって出るまでの来客は二と、
遅めの時間でも満席に近い状態が維持されている。
券売機は入り口右手。
食したのは、
中華そば しょう油 大。
値段は980円。
入店した時にはまだ五名が未食状態だったので、
これは待つかな、と
覚悟していたが、おやおや、ほんの4分ほどで供される。
思うに《つけ麺》《油そば》のお客さんが多く、
細麺は隙を縫って作るオペレーションの工夫があるのだろう。
蛸唐草の丼に入った一杯は、煮干しがふわっと香る。
中央にどでんと横たわるメンマの存在感。
穂先で軟らかな食感が二本。
長さもあり満足感高し。
チャーシューはバラ肉で炙られているのは共通も処理が異なるよう。
トランプ大は薄めで歯触りが良い。
花札大は厚みがあり、濃い味付け、箸で持つとほろっと崩れる。
中央にはたっぷり小口の葱。
その上には刻んだ三つ葉。
更には鳴門一片が の の字に置かれる。
麺は細、ストーレート。
表面は滑らか。
さくりと歯が通る食感で、
喉越しも良し。
量は200gほど。
スープは煮干し醤油で
ややくすみのある色合い。
香りが華やか、
えぐみや苦みは無し。
旨味の成分はたっぷりだし、
表面に張られた厚めの油はぺたぺたせず、
最後までスープは熱々。
浮遊する葱を追いかけ、
八割方を飲む。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
今度は《塩》を食べに来よう。
でも時間の調整がなかなか大変。