以前はそこそこの頻度で訪れていたこの界隈も、
最近ではすっかりご無沙汰。
コロナ禍も勿論あるけれど、
それ以外の理由の方がどちらかと言えば
影響は大きいかな。
その間に新店もぱらぱらと出来、
なかなか訪れることができないのが
なんとももどかしい。
標題店は昨年2月の新規オープン。
あっと言う間に繁盛店になり、
今では新宿に二号店を出す勢い。
【A5出口】から右手へ
ものの数歩で到着。
10:55の店頭着で先待ち一人。その後、
開店までに更に一人が並びに付く。
店内は厨房に向いたL字型九席のカウンター。
食べ終わって出る頃には満席に。
オーダーは各所に置かれたメニューを見ながら直接。
会計は現金で、その場で前払い。
食したのは、
PLUS(味玉ラーメン)。
値段は950円。
オーダーの内容もお好みも
置かれているシートに〇を付け
渡すスタイル。
麺は、太/細から後者に、
麺量は小/並/大から大盛(無料)に、
トッピング九条ねぎは並/大から並盛に〇を付ける。
5分ほどの待ちで小振りな丼に入った一杯が供される。
厚手で丸っこく、可愛らしい形状。
しかし、前面は具材でいっぱいだ。
チャーシューは二種。
ロースは薄めだが、大人の手の大きさ
低温調理が一枚。
トランプ大のバラ肉も添えられている。
共に美味しい味付け。
その上には、たっぷり九条葱の緑と、
スプラウトの紫が映える。
メンマは軟らか。
醤油と独特の味付けが深く沁みている。
トッピングの玉子の表面は薄めの色付き。
半分に割れば黄身はとろんとし、
濃厚で美味しい。
麺は中、やや細、厚みある平、軽くカール。
茶色い粒子が散在する全粒粉。
表面はややごつごつ、噛み締めれば少々もそもそで
麦の旨味がしっかりする。
量は200g弱ほどか。
スープは清湯醤油。
表面の油がきらきら輝いている。
一口含めば芳醇な醤油の味と
尖り過ぎない生姜の香りが絶妙のバランス。
厚みのある旨味で、
これで野菜しか使っていない(ブイヨン・ド・レギューム、だから)とは
信じられない構成。
完飲。
卓上のトッピングは無料とのことで、
生卵と焼き海苔も含まれているようだが。
海苔を四枚ほど頂き、
麺とスープに合わせてみる。
厚みがあり香り高く、これは良い海苔だなぁ。
評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。
特製にしなくても
レギュー品で十分に満足感を味わえる。
素晴らしい一軒だと思う。