何とも面妖な店名だが、
しっかりと{家系}。
駅からは至近、踏切の傍。
店内は厨房を囲むL字型八席のカウンター。
11:30の入店で先客は六。
その後、食べ終わって出るまでの来客は二。
券売機は入り口左手。
食したのは、
ラーメン大盛。
値段は650+50で700円。
食券を渡すと同時に
麺硬めを申請、
7分ほどの待ちでカウンター越しに供された一杯。
漆黒の丼に入った、
折り目正しい{家系}らしい一杯。
チャーシューは大人の掌大、
ロース肉が二枚。
やや薄めも、スモーキーな香り。
ホウレン草はたっぷり一掴み。
青臭く、くきくきした歯触り。
海苔三枚は薄めだが、
香りが良い。
麺は中、やや細、平、ストレート。
一本は短め。
表面滑らかでつるっと啜れるが
芯にはしっかり粉っぽさ。
噛み締めると、麦の旨味が滲み出す。
店内には「大橋製麺多摩」の麺箱が積まれている。
量は200g強はあり。
スープは豚骨醤油。
とろみが有り、滑らかな口当たり。
最初、獣臭さを感じたが、
口に含むと出汁よりもカエシの醤油が強め。
鹹さの尖りは無く、感じの良い旨味が口中に広がる。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
大盛りが+50円は嬉しい。
それでいて麺量はちゃんとある。
具材がきっちり入っている、
本体価格そのものも極めて安価。