昨年9月にオープンした
「せたが屋グループ」初の{家系}。
当初は大層な並びだったと聞いているが、
今時点ではそれほどでもない、とも。
駅を背に【パルム商店街】に入って
250mほど進んだ左手。
店内は奥に長い厨房を囲む十七席のカウンター、
二人掛けと四人掛けのテーブルが各一。
11:05の入店で先客は一。その後、
食べ終わって出るまでの来客は二。
券売機は入口左手
食したのは、
ラーメン(大)。
値段は1,000円。
食券を渡す時に
何時も通り 麺硬め だけを申請も、
受け付けているのは麺の調整だけのよう。
後客には「麺の硬さはどうしますか」とだけ
確認していたし。
6分ほどの待ちで供された一杯。
見た目は{家系}そのもの(当たり前か、笑)。
チャーシューはトランプ大のロースと
花札大のバラが各一枚。
4㎜ほどの厚みで、出汁の味も染み、
なによりも芳ばしい。
ホウレン草は青い匂いがし、くきくきした歯触り。
海苔三枚は厚みがあり、香りも良い。
スープの表面の油はかなり厚め。
麺は中、やや細、ストレート。
表面滑らかで、一本は普通のラーメンの長さ。
もっちり歯応えに芯にはしっかりのコシ。
量は250gほど。
スープは豚骨醤油で、豚らしい臭みは感じず、
醤油の鹹さも抑えめで、ごくっと飲むのに背徳感は無し。
油分多目なのにしつこくもなく、
どちらかと言えば上品さを感じる部類。
豚の出汁感はちゃんとあるので、
ぱらっと散らされた葱を追いかけ、
半分ほどを飲んでしまう。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
迫力には欠けるものの、計算された組み立ての一杯。
それにしても、最近は{家系}でも女性の姿を
頻繁に見かけるようになった。