一ヶ月前にオープンの新店。
場所は【外堀通り】と【第一ホテル東京】に挟まれた
飲食店がごちゃっと集まったブロックの一角。
店内は厨房に向いたストレート六席と壁に向いた二席のカウンター、
六人が向かえる大テーブル。
13:20の入店で先客は二。その後
食べ終わって出るまでの来客も二。
それにしても、一歩足を踏み入れた途端の
焼き魚の芳香が凄い。これだけでもう期待は増し増し。
券売機は入り口右手。
食したのは、
炭火焼濃厚中華そば 鯖さば+和え麺。
値段は850+200で1,050円。
蘊蓄を読みながら待っていると、
4分ほどで麺の入った丼と具材の乗った小皿がセットされ
四角い盆で運ばれる。
見た目豪華。
焼き葱は芳ばしく香りを立てている。
チャーシューは薄めの短冊大が二枚。
微塵の生玉葱はたっぷり。
トランプ大の海苔二枚はパリッとしている。
具材が全て別皿なので麺の入った丼は極めてシンプル。
『伊藤@東銀座』よりも更に引き算された、
所謂《かけラーメン》のよう。
麺は細、ストレート。ざくざくとした食感。
濃厚な魚介にはまさにこれだよね、との
見本のような口当たり、歯の通り。
量は100gちょっとあり、『三河屋製麺』の麺箱が積まれている。
スープは魚介とゆ~か、焼き鯖の味そのもの。
尖りやえぐみ、苦みはなく、クセの強い旨味だけが上手に抽出されている。
粘度はありつつ、舌に当たる粒子は滑らかなので
喉に引っ掛かることもない。
久々に美味しく完飲。後を引く出来の良さ。
頃合いを見て《和え玉》を発注。
こちらは「開店記念特別価格」とも記されている。
ラーメンと同じ丼で供される。
麺種も量も同じかな。
具材も共通。ただチャーシューは小さめの乱角なのと、
味付けが油・魚粉の違いか。
さっと混ぜ合わせて口に入れると・・・・、
おお!これはイイ。油がメインの判り易い味付けに、
具材が薬味の様に機能し、味が付加されている。
半分はそのまま、もう半分は残して置いたスープで
《つけ麺》風にすると異なる魚介の味が輻輳し更に良い感じに。
評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。
残りの四品、鰯・鯵・鮭・茸を全て制覇したくなった。
味の違いを是非とも確かめてみたい。