【東京駅グランスタB1F】に昨年の八月にオープン。
地上階からだと少々判り難いけど、
地階なら【八重洲地下中央口】を入って直ぐ左手と
頗る分かり易い。
店内は厨房に向いた雲形十五席のカウンター。
席間には透明の衝立、入り口には消毒用のアルコール、
店の入り口は開け放たれている。
12:20の入店で先客は三。その後
食べ終わって出るまでの来客は二。
券売機は店の外、トイレに近い場所。
食したのは、
醤油らぁ麺。
値段は990円。
食券を渡してから4分ほどで、予めセットされていた折敷の上に、
「熱いのでお気を付け下さい」と置かれた一杯。
シンプルなこと、この上なし。
チャーシューは真円のバラ巻が一枚。
大人の手の大きさほどもあろうが薄め。
低温調理と思われるも直ぐに火が入ってしまう。
一枚を丸っと口に入れれば、おお、とっても軟らか。
その上には鮮やかな緑の葱がちょこんと乗る。
丼の対面には花札大の海苔が一枚。
メンマはチャーシューの下に隠れていた。
節っぽさを感じるこりこりな歯触り。
麺は細、ストレート。
表面滑らか、芯まで綺麗に茹り軟らか。
つるりと啜れ、喉越しもスムース。
それでいて、スープはしっかり持ち上げる。
スープは鶏のベースに醤油。
美しい琥珀色、表面には油滴が散在。
素材由来の軽い甘みと酸味、そして何より
醤油の旨味が屹立する。
清澄な旨さで飲み干しても罪悪感はないだろう、
それでも八分目にとどめたが。
評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。
間違いなく美味しいけど、値段を勘案した時にどうか。