RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

煮干しらーめん 惠本将裕@中目黒 2020年10月4日(日)

『@神泉』の店に行ったのは三年半ほど前のこと。
そちらの方はもう閉めちゃったのかしら。

まぁ判り難い場所に在ったのだけれど、
こちらの方もあまり判り良くはない。

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入り口の看板にも「やっと見つけてくれましたね」などど
書かれているし。それとも違う意味かしら。

店内は厨房に向いたL字型八席のカウンター。

11:35の入店で先客はゼロ。その後
食べ終わって出るまでの来客は三。


券売機は入り口左手に大小二台。

うち大きな方は使用不可の貼紙。

更には「煮干しスープ主体の店になった」旨の告知もされている。

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食したのは、
煮干しらーめん(醤油)。
値段は790円。


普段なら迷いなく大盛にするところを
千円札も小銭もこれ以上持ち合わせていない大失態。

あ~ぁ、日頃キャッシュレスに頼っていると、
こ~ゆ~ことになるのよね。

財布の中をあまり気にしてないものなぁ。
それでも一杯分を食べるにぎりぎりの
お金があったことだけ善しとするか。


食券を渡してから6分ほどで
「熱いのでお気を付けください」の声と共に
カウンター越しに渡された一杯。

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なんの気なしに縁に手をやると・・・・、
あつっ!マジ熱いんですけど。


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中央には微塵の生玉葱が二種。
通常と紫。
色のコントラストが良い。

鳴門が一片。

ホウレン草が少々。茹で加減が絶妙。

拍子木状のメンマが二本。こりこりした歯応え。


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チャーシューは大人の手の大きさ。
肉質は詰まっているのに軟らかく、すいっと歯が通り
味付けも良い。


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麺は太、縮れ。
それでも表面は滑らかなので、勢い込んでずるっと啜れる。

そしてもちもちの噛み応え。美味しいなぁ、これ。
量は150gくらいだろうか。
大盛にできなかったことが激しく悔やむ。

「新宿だるま製麺」の札が掲げられている。
なるほどねぇ。


スープは煮干し醤油。香りもぷんと立ち、
煮干しの旨味が前面に。

軽めにざらつきのある舌触り。
生臭さはなく、硬質な旨味にほど良い苦みとえぐみ。

気持ち良く完飲してしまう。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


麺の仕入れもそうだけど
スープの点でも店主の出身母体である『凪』に近寄った印象。

個人的には昔の味の方が好きだったな。