今日の都内は随分と涼しい。
こんな時こそ、汁モノの宿題を果たさねば。
標題店は二ヶ月振り。
おや、営業時間が11:00~になっている。
11:30の入店で先客は一。その後
食べ終わって出るまでの来客も一。
券売機は入り口左手。
食したのは、
山椒香る煮干しそば 二度麺付き。
値段は1,150円。
出て来る食券は一枚。
二度麺は頃合いを見て声掛け。
「こだわり」を読みながら待つこと4分で
蛸唐草の丼に入った一杯がカウンター越しに渡される。
煮干しと山椒がふわりと香る。
チャーシューはトランプ大のバラ肉が一枚、
大人の手の大きさのロース肉が一枚。
共に低温調理も、前者は薄めで軟らか、
後者は厚みありハムの様な食感。
メンマは太い拍子木状。
にもかかわらず、すいと歯が通る。
玉子の表面には軽い色付き。
茹で加減といい、黄身の濃さといい、
味付けといい絶妙。
麺は細、ストレート。
ぱつんとし、さくりと噛み切れる。
喉越し良し。スープも良く拾う。
量は150g弱ほど。
スープは煮干し醤油で少々の濁り。
香りほどには山椒も煮干しも強くはなく
やんわりと旨味と軽い痺れが舌に広がる。
微塵の生玉葱も入り
しゃくしゃくとした食感。
「二度麺」とは面白いネーミングだが、
まぁ「和え玉」だよね。
乱角のチャーシューは冷めた香り。
カエシ、油、山椒、魚粉、青葱、微塵の生玉葱も入り、
ぐりんぐりんと撹拌する。
麺は汁モノと同じか。
味付けはやや尖りあり。
最初はそのまま、次いでつけ麺風に、
最後はスープを注いで食べれば、
山椒の味が輻輳して、これがなかなかの美味しさ。
評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。
合わせ技の評価で。
この店の具材はホントよくできている。