界隈に四つの飲食店を展開するグループが
うち一軒を昨年12月に「麺処」に業態変更。
最寄り駅は【下神明】も、
【大井町】からも徒歩圏内。
行きは坂を下って比較的楽ちん。
帰りは逆だけれど(笑)。
【区役所通り】とは反対側の【三間通り】に入って直ぐの右手。
店内は厨房に向いた逆J字型七席のカウンター、
二人掛けのテーブルが二卓、四人掛けが一卓。
10:58の店頭着で
看板は既に「営業中」になっている。
引き戸をがらりと開ければイの一番。その後、
食べ終わって出るまでの来客は一で、
どうやら近所の馴染みのお婆さん。
券売機は入り口右手。
食したのは、
にぼしそば+麺大盛。
値段は850+150で1,000円。
4分ほどの待ちで、
銀の盆に乗り、雷紋が縁どられた丼に入った一杯が供される。
おう、既にして煮干しの良い香りが。
ただ表面の透明の油は、随分と厚め。
チャーシューはトランプ大が二枚。
バラ肉で軟らか。
メンマはこりこりとした食感。
たっぷりの葱の上には三つ葉。
柚子も一片置かれ、香りが良い。
鳴門も の の字に配置されている。
麺は、細、ストレート、軽くウエーブ。
表面は滑らかで、つるんとした口当たり。
ぷつっとした噛み応えに、
気持ちの良い喉越し。
量は200g弱ほどか。
スープは煮干し醤油で
表面の油のお陰が最後まで熱々。
香り良く、仄かな甘みに
醤油の鹹さも適度。
えぐみや苦みはほぼなく、
小気味良い旨味だけが舌に広がる。
葱を追いかけながら
七割ほどを飲む。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
懐かしさが溢れる、ほっとする味。
一杯千円は厳しいが、なかなかの良品。
《塩》や《つけ麺》は食べてみたいもの。