RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

-古写真に見る明治の東京-「下谷区編」@JCIIフォトサロン 2014年2月9日(日)

昨日の大雪の残滓。
車道も歩道も、特に端や日陰の箇所は雪が残り歩き難い。

加えて、エントランスの部分も
殆ど除雪がされていない建物もあるし・・・・。

なので、多くのギャラリーは、今日は閑古鳥が鳴いているだろうと
目論んでの訪問。

実際、自分の滞在中、他の来場者はほぼ無かったし。

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館内はセピアの写真が数十葉。
多くが、明治は十年代のもの。

しかも標題にあるように、
当時の下谷区=現代の上野界隈の風景が写されているものに限定されている。

それにしても、ここでの情景と
それに添えられたキャプションは、
受験の科目が日本史で、それなりに知識はあると思っている身にとって、
かなり蒙昧を思い知らされる。

例えば、
上野駅の開業がこの頃?
上野動物園の開園もこの頃?
更には
今の「国立博物館」の元になった建物、
「精養軒」
そして
湖かと見紛うほどの「不忍池」。

歴史や知識が、画と文字から
一気に押し寄せて来る。

凄い。


が、何と言っても驚かされたのは、
女性の日本髪は当然のこととして、
丁髷の男性がかなりの頻度で写り込んでいることで、
「散髪脱刀令」は明治四年のことではなかったか。

それから十年を経て尚、この状況とは・・・・。


会期は~3月2日(日)まで。