席数108の【ART】は満席。
「R15+」であることから
お子様は居ないが、客層は老若男女
幅広い。
お子様は居ないが、客層は老若男女
幅広い。
インサイダー取引で収監されていた夫『マーティン(チャニング・テイタム)』が
四年ぶりに出所し、再び夫婦の生活に戻って以降
妻の『エミリー(ルーニー・マーラ)』は以前の鬱状態が再発し、
発作的に自殺を図る。
四年ぶりに出所し、再び夫婦の生活に戻って以降
妻の『エミリー(ルーニー・マーラ)』は以前の鬱状態が再発し、
発作的に自殺を図る。
同僚を含め世間からの指弾を浴びる『ジョナサン』だが、
事件を調べて行くうちに、不可解な思いを抱くようになる。
事件を調べて行くうちに、不可解な思いを抱くようになる。
やはり『ソダーバーグ』と唸らされた。
隙の無い、破綻の無い造り込みである。
通常、この類の作品は思い返して見ると
後で「あらら」と思うシーンが出て来るのだが、
本作ではそれが見当たらない。
通常、この類の作品は思い返して見ると
後で「あらら」と思うシーンが出て来るのだが、
本作ではそれが見当たらない。
二転三転する状況は先の見込みが読めず
(実際には薄っすらと、見当が付きはするのだが・・・・)、
事実を提示された時には「おお」と感嘆の声が上がる。
(実際には薄っすらと、見当が付きはするのだが・・・・)、
事実を提示された時には「おお」と感嘆の声が上がる。
ただ、一方で、描写は坦々と進み
盛り上がりや抑揚等の側面は欠けており、
その点は僅かな不満として感じられる。
盛り上がりや抑揚等の側面は欠けており、
その点は僅かな不満として感じられる。
また百分とやや短い尺に押し込まれたため、
最後の十分間は急ぎ過ぎ、描写足らずの感がある。
最後の十分間は急ぎ過ぎ、描写足らずの感がある。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆。
脇役やちょっと出の人物にも
それが伏線として扱われる、真っ当な意味づけが
付加されている。
それが伏線として扱われる、真っ当な意味づけが
付加されている。
流石と言うべき、手練れの技ではある。