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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

アートがあれば II@東京オペラシティアートギャラリー 2013年9月15日(日)

「9人のコレクターによる個人コレクションの場合」なる
サブタイトルが冠されている

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会期は~9月23日(月)まで。


今回も一般の料金1,000を支払い入場。
しかし後で、新宿西口のディスカウントチケット店街で
最安300円で招待券が販売されていることを知り
かなり凹む。
交通費分が賄えたからなぁ。


9名のコレクターはイニシャルで匿名化され、
会場内の最終セクションで、
「何点くらい持ってますか」
「(コレクションを始めた)きっかけはなんですか」
等のアンケートの回答と共に掲示されている。

前にも書いたけど、自分の持ち物を開陳するのは、
やはりかなり面映い。

しかし、このパブリックな場で、名前を出さないのは、
それ以外に不都合な事態が起こることを避ける意味も想定はされる。


会場内は九つのセクションに分けられ、
各人のコレクションが数十点づつ展示されている。

ある場所は、主に写真が集められ、
一方、別の場所は一見脈絡無く雑多な蒐集内容にも見えるが、
勿論、本人には、それなりのポリシーが有ってのことだろう。


ただ、歩を進めるうちに、
「あれ、これは何処か他で観た事あるぞ」という作品にも遭遇する。

写真や版画であれば、エディション違いもあるが、
一点モノだとそうは行かない。


また、見知っている作家さんや、自分も(お金とスペースが潤沢にあれば)
買ってみたいと思もっている(いた)作品に邂逅すると、
その瞬間、彼のコレクター氏は、自分と同じ感性だったのだろうかと、
想いを馳せたりもする。


それにしても、これだけの物量は
保管するだけでも相当の労力が必要だろうにと、
その点だけでも感心すること頻り。