封切り二週目。
席数107の【CINE 1】は八割程度の入り。
男女は半々、何れもやや高齢で単身での来場多し。
男女は半々、何れもやや高齢で単身での来場多し。

訝りながら刑務所を尋ねた『赤羽』に対して
『呉井』は事件の詳細を語る事との引き換えに
不可思議な条件を出す。
『呉井』は事件の詳細を語る事との引き換えに
不可思議な条件を出す。
逡巡しながらも、指示に従った彼の周辺で、
奇妙な事件が起こりだす。
奇妙な事件が起こりだす。
映画化をすることでより輝きを増す小説や漫画。
それに比して圧倒的にしてはいけない作品。
それに比して圧倒的にしてはいけない作品。
本作は、その丁度中間に位置づけられる。
何故かと言うと、誰が主犯であるかと言う、
構成上の大きな謎が、かなり早い段階で割れてしまうから。
構成上の大きな謎が、かなり早い段階で割れてしまうから。
また、中途までは、自分をも卑下することで
役にも立たない、人間としても二流であった主人公が
あることを契機に、突如として目覚め、名探偵と化すのだが、
その経緯も不自然に過ぎる。
役にも立たない、人間としても二流であった主人公が
あることを契機に、突如として目覚め、名探偵と化すのだが、
その経緯も不自然に過ぎる。
それでも、
何故『赤羽』が選ばれたのか?、を始めとして
次々と謎が明らかにされていく特に後半部は、
爽快感さえ感じさせる上々の出来。
何故『赤羽』が選ばれたのか?、を始めとして
次々と謎が明らかにされていく特に後半部は、
爽快感さえ感じさせる上々の出来。
お約束のどんでん返しも、ちゃんと用意されているし。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆。
サスペンスとホラーっぽい描写の間をふらりふらりと揺蕩いながら、
軸足の定まらない演出ではあるものの、
物語りを構成する主旋律が良く出来ているので、
作品そのものの印象は悪くない。
軸足の定まらない演出ではあるものの、
物語りを構成する主旋律が良く出来ているので、
作品そのものの印象は悪くない。