公開二日目ではあるものの、
席数147と、比較的小さい【SCREEN2】の入りは
七割程度。
席数147と、比較的小さい【SCREEN2】の入りは
七割程度。
川向こうと、こちら側で、明らかにクラスが異なる地方都市で、
質屋の主人が殺害される。
複数の容疑者が捜査線上に浮かぶが、
真相は遥として知れず、
そうこうする内に、
最も有力な容疑者二人が、
事故とも自殺とも付かない状況で死去し、
捜査本部は、それを以って幕引きとする。
質屋の主人が殺害される。
複数の容疑者が捜査線上に浮かぶが、
真相は遥として知れず、
そうこうする内に、
最も有力な容疑者二人が、
事故とも自殺とも付かない状況で死去し、
捜査本部は、それを以って幕引きとする。
彼女はやがて、資産家の息子と結婚し、その権勢を一手に握る。
全ては、十年近く前の、殺人事件に鍵が有る様だ・・・・。
全ては、十年近く前の、殺人事件に鍵が有る様だ・・・・。
はっきり言って、犯人も密室殺人の謎も、
観ているこちら側は、あっと言う間に判ってしまう。
観ているこちら側は、あっと言う間に判ってしまう。
残されるのは「何故」と「どうやって(意思を疎通させるの?)」
の説明だけで、ミステリーとしてはかなり喰い足りない。
の説明だけで、ミステリーとしてはかなり喰い足りない。
本作の主眼は、幼少期に著しく辛い経験をしたことによる
心の闇に在る様だが、時間の関係だろうか、
淡く描かれてしまい、心に迫るモノが無い。
心の闇に在る様だが、時間の関係だろうか、
淡く描かれてしまい、心に迫るモノが無い。
引退した元刑事と、被害者の息子の心の交流も、
源泉が提示されるのだが、説明力に欠けている。
源泉が提示されるのだが、説明力に欠けている。
前半に各パーツが、かなり断片的に提示されるので、
後半の一気に提示される解決も、しっかりと頭の中で
整理ができていないと、著しく混乱するかもしれない。
後半の一気に提示される解決も、しっかりと頭の中で
整理ができていないと、著しく混乱するかもしれない。
実態は世評ほど酷い出来ではない。
傷みに被われた上作、と評して置こうか。
傷みに被われた上作、と評して置こうか。