席数121の【シアター5】の入りは八割程度と盛況。
封切り後四週目にならんとしているのに
この状況は大したもの。
この状況は大したもの。
公開の前後に、集中的に特番をTV放送する
『CX』のメディアミックスが効いている感じ。
『CX』のメディアミックスが効いている感じ。
客層は全体的に高めなのだが、
どう見ても小学生くらいにしか見えない
少女達の二人連れが散見され、
おいおい、この作品って「PG12」
じゃあなかったっけ?
どう見ても小学生くらいにしか見えない
少女達の二人連れが散見され、
おいおい、この作品って「PG12」
じゃあなかったっけ?
捜査会議後、『姫川』は、『小林』殺しの犯人は
『柳井健斗』であるとのタレこみの電話を受ける。
『柳井健斗』であるとのタレこみの電話を受ける。
『柳井』について調べ出す『姫川』。
しかし、その行動は上層部から
強く止められてしまう。
しかし、その行動は上層部から
強く止められてしまう。
『柳井健斗』と事件の係り、
そして一連の殺人事件の犯人は誰なのか。
そして一連の殺人事件の犯人は誰なのか。
同作は、狭いアパートの一室から(ほぼ)出ることなく、
それでいて映画らしい旨味を存分に表出させていた。
それでいて映画らしい旨味を存分に表出させていた。
翻って、本作はどうか。
監督の苦労の跡が伺える。
中途、ふらっとTV寄りになってしまうが、
辛うじて映画として成立している。
辛うじて映画として成立している。
大きい、広い画面を十分に意識した撮り方に
かなり拘っている。
かなり拘っている。
一方、ストーリーはどうか。
原作の中でも〔インビジブルレイン〕は評価の高い一作と聞く。
が、正直、かなり拍子抜け。
謎の立て付けは、相当チープである。
底が割れてしまっているというのか。
かなり早い段階で、犯人も見えてしまう。
底が割れてしまっているというのか。
かなり早い段階で、犯人も見えてしまう。
なので、興味の中心は、
『姫川』を中心とした人間関係の描写に向かう。
『姫川』を中心とした人間関係の描写に向かう。
これは、かなり重層的に語られる。
そのことに収斂させるために、犯罪自体の仕掛けを
意図的に簡略化したのだとしたら、
作者の腕は相当のものだが・・・・。
そのことに収斂させるために、犯罪自体の仕掛けを
意図的に簡略化したのだとしたら、
作者の腕は相当のものだが・・・・。
ただ、登場人物も多いし、
TV版を見ていない側には、各人の行動背景に
肯んぜない部分もあり、
矢張り周辺のコンテンツも含めきちんとフォローしてないと
辛い感じだ。
TV版を見ていない側には、各人の行動背景に
肯んぜない部分もあり、
矢張り周辺のコンテンツも含めきちんとフォローしてないと
辛い感じだ。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆。
監督は、良く頑張って撮った
と思う。
と思う。