一年ほど前に、

ファザードも新しさの中に渋みあり。
店内は二人掛け四人掛けのテーブルが多数に個室も。
かなりの収容数。
11:30の入店でイの一番も、
その後は続々の来客で
食べ終わって出る頃には中待ちもできる。


オーダーは各卓に置かれたメニューを見て直接。
会計は渡された伝票を持ち、食後に入り口前のレジで。
各種電子決済にも対応。
食したのは、
朝〆穴子天もり+そばの大盛り。
値段は1,730+350で2,080円。
先ずはテーブルに折敷が置かれ、
蕎麦汁、薬味、猪口がセットされ、
最後に蕎麦と天麩羅、天汁が来る流れ。

全て揃ったのは発注から5分後。
思いの外、穴子が大きくないなぁ。


蕎麦は極細、ストレート。
濃いめの色味でエッヂ立つ。
ごわりとした食感で、
ぷつっと歯が通り、
爽やかに喉を抜ける。
同時に香りがふっと立つ。
大盛にしたせいか、量が多い。
手繰っても手繰っても無くならない。
嬉しい悲鳴。

蕎麦汁は極鹹で醤油がきりりと効き、
乾物魚介由来の酸味も強め。
蕎麦の先をちょっと漬しただけで
十分に味は乗り移る。
徳利と猪口の両方があると、
注ぐ量をコントロールできて嬉しい。
後で蕎麦湯を楽しむ時にも。

天麩羅は穴子、オクラ、薩摩芋、茄子。
穴子はふうわりとして臭みも無い。
身も厚いが、大きくは無いのは残念。
薩摩芋と茄子はからりと揚がり、
前者はほくほく、後者はやんわり。
が、オクラに代表されるように
衣が外れ易いのが難点。
評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。
天麩羅の内訳は各々☆3点満点で
素材:☆☆★
下拵:☆☆☆
揚げ:☆☆★
蕎麦だけを大盛りで食べるのが、
コスパが良く満足度も高いかも。
或いは《江戸前(特上)天丼と手打ちそば》のセットの方が。