【ゼームス坂】を１００ｍほど下った右手。
店内は二人掛けのテーブルが四卓に
四人掛けが一卓。
二階にも席はあるよう。
１１：２５の入店で先客は四。その後
食べ終わって出るまでの来客は五でなかなかの繁盛ぶり。
オーダーは各所に置かれた写真入りのメニューを見て直接。
会計は渡された伝票を持ち、食後に
店中ほどのレジで。
食したのは、
「お昼限定」「名物」と書かれている
大えび上天丼 小さいそば付き（冷）
値段は１,９００円。
先にお盆に蕎麦汁と薬味、漬物がセットされ置かれ
２０分ちょとの待ちで
天丼と蕎麦も置かれる。
「小さい」だけあって蕎麦は少な目。
でも、それを補って余りある天丼の威容。
当然、蕎麦は延びないうちに手繰ってしまう。
小さい蒸籠一枚で100ｇほどか。
良い香りがする。
エッヂは切れ、硬めの噛み心地に
しゃきんとした喉越し。
好みのタイプ。
蕎麦汁は猪口にほんの少々。
きりりと鹹口。
出汁が効き、醤油も存在感あり。
素材由来の仄かな酸味に、
味醂の甘味は軽め。
蕎麦湯を入れても、当然美味しい。
薬味は葱、大根颪、山葵。
天丼は海老二尾に烏賊、野菜。
衣が多めも
海老自体も長く太くぶりぶりで齧り付く充実感。
烏賊は開きで、エンペラと足も付き、
一夜干しのよう。
野菜は南瓜と椎茸で、
前者はホクホクで甘く、後者は軟らか。
最後は漬物の柑橘酸味で画竜点睛。
ご飯の量は多くはないが
炊き加減が良好。
タレも掛かり過ぎてないのが良い。
評価は、☆５点満点で４．０（☆☆☆☆）。
見たところ蕎麦の量は少なく感じたが、
食べ終われば天丼の、特に具材でお腹が膨れる。
蕎麦屋の天麩羅は専門店とは一つ違った良さがある。
