標題店も五年半ぶり。
その間、生活の変化やコロナ禍などあったから。
前日に電話を入れての予約も、
同週は団体客が随分と入っていたようで、
たまたま空いている日にちでラッキー。
当日は自分達が口開けの客。
その後、退店するまでの来客は四で、
まぁまだまだ夜は長い時間。
ビールは《マルエフ》で喉を潤しつつ、
メニューを決めて行く。
《本日の前菜の盛り合わせ》
《水ナスと生ハムのサラダ》
《カプレーゼ》
《明太子の燻製》
《チーズの燻製》
素材や手法は被っているが無問題。
とりわ水茄子の美味しさに目を瞠る。
あまり好きな素材ではないのだが、
こうした食べ方もあるのね、と
感心。
明太子もイイ感じ。
燻製にすることで味に深みが出ている。
同店に来たら、何を置いてもこれ。
ねっとり濃厚な蟹の旨味が堪らん。
大きさもごろんとそこそこあるので
満足度も高し。
《アスパラガスとカブのグラタン・サフランソース》
アスパラは勿論旬だけど、
蕪も季節の割には十分な香りと食感。
纏めるサフランソースの香りも善し。
彩りも美しい。
牛肉は厚めで中心部はほんのりレア。
それでも歯はすっと通る。
トマトとキャベツもサンドされ、
ソースには味噌も使用とのことで、
ちょっとだけ和が香る。
《ウニのパスタ》
結構お腹が膨れてしまい、これが締め。
それにしても剛毅な雲丹の盛り具合はどうだろう。
見ただけで顔がほころんでしまう。
大葉の分量も絶妙。
ちょこんと山葵も良いアクセント。
濃厚な海の旨味も相俟って
幸せを感じる時間はあっと言う間、
すすっと食べ切ってしまう。
お腹はかなり膨れるし、
素材と調理のバリエーションも楽しめた。
払いは12,700円で、
半分はお酒の料金なのも自分達らしい(笑)