RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

洋食や シェ・ノブ@浜松町:洋食

顔を覚えて貰おうなんて目論見無しには、
ひと月に二度同じ店を訪問するなんてことはしない訳だが、
前回の訪問でそこそこ気に入ったので、
あまりそんなことまで気を回さずに
電話を入れたのが訪問のやはり二日前。

今回もすんなりと予約が通り、しかし当日は
うって変わって空いている。

まぁ週の初めだから、こんな日もあるのだろう。
だから商売って難しい。


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《牛肉のスライス》

燻製のような食感。
熟れた旨味に粒マスタードの酸味と辛味があっている。


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《気まぐれサラダ》

生ハムに柿は前回と一緒。
キャベツにモヤシ、大豆が主な素材だけど
モヤシはカレー味。ナムルみたい。

大豆は煎られているんだろうか
こりこりした噛み応え。

これらがまるっと一体になって
どうにも美味しい。


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《牡蠣フライ》

たぶん、今シーズンではお初。

衣は粗目のパン粉がからっと揚がりさくさく。
中は熱々で海のミルクの旨味がじゅっと流れ出す。


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《白子のチーズ焼き》

輪切りの蕪が敷かれている。
これも当然チーズに合う。

白子がなんか味噌っぽいと思って確認すると
西京味噌に漬け込んでいる、とのこと。

道理でね。
醗酵したまったりした旨味。

当然熱々で、蕩けるチーズが纏わる。


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《海老フライと蟹クリームコロッケ》

蟹クリームは前回良かったからのリクエスト。

有頭の海老は頭からさくさくと、
そして身の方がふわふわした食感に驚く。

勿論、海老の旨味は濃厚なんだけど。


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ビーフシチュー》

大きな肉の塊がごろんと二つ。

箸がすっと通り、太い繊維がほろりと剥がれる。

家で作ってもなかなかこうはいかない。


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《ベーコンの焼きメシ》

事前の予想を裏切る見目。
ピラフに近いような。

彩りが美しく、
米はぱらりと解れている。

全体的に薄味も、
ベーコンの鹹さがきりっとした良い塩梅。


他のお客が居なくなったのを良いコトに
ちょっと我儘をお願いする。メニューにはない一品

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《プレーンオムレツ》

「ソースはどうしますか」とも聞かれたが
あくまでもプレーンが王道かと。

何の変哲もない玉子三個。
溶くところから丁寧に見せてくれる。

塩を多めに振り、生クリームを注ぎ、
溶かしバターを入れ、フライパンにあけ
一気に焼き上げる。

もう、あっという間に
美しい紡錘形が出来上がる。
焼き目すらついていない。

中はふわとろで素晴しい口当たり。

プロの技を堪能する。


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ワインは《Cono Sur Organic Chardonnay》が3,700円は
市価の三倍と、あまり安くはない。

それでもこのシリーズは好きなのでね。


払いはひと月前よりも少々増えて1.5万円。

ビールも余計に呑んだし、
お腹はぱんぱんに膨れたし。


評価はビストロ基準の☆五点満点で☆☆☆☆
と変わらず。